深セン地下鉄の本気度がすごすぎる!!地下鉄新路線14号線と「岗厦北」駅について

深セン地下鉄14号線開通が、2022年10月28日に開通したようです。

深センの地下鉄は、年末までに、さらに12号線、16号線と、新たな路線が開通する予定で、さながら地下鉄開通ラッシュの感を呈しています。路線もずいぶん増え、複雑になってきましたね。

先日、そのトップバッターとして開業した14号線ですが、無人運転というシステムもさることながら、終点の「岗厦北(がんしゃーべい)」駅が、すごすぎるということで、開業当日は、コロナ禍にもかかわらず、かなり人でごったがえしていたようです。

自分も、先日、見にいってきましたので、以下、ちょっと共有してみたいと思います。

深セン地下鉄新路線14号線と「岗厦北」駅について

岗厦北駅と深圳之眼

まずは、いくつかの路線を乗り継いで「岗厦北」駅に到着。さらに、少しエスカレーターを登っていくと・・・ありました。

 「これが地下鉄の駅?」

まずは、そのスケール感に圧倒されます。天井は高くて、やたらと明るいし、地下にいるという圧迫感がないのがいいです。白を基調としたモダンな内装は、劇場感すら漂っていますね。

そして、ひと際目につくのが、中央にある巨大な窪みで、これがいわゆる深圳之眼(深センの眼)」と呼ばれるもののようです。ここから少し、地上の光が入ってくるようになっています。

その「深圳之眼」をバックに、中国人が、あちこちでパシャパシャやってます。いつも思いますが、中国人、写真撮影、好きすぎです。

 

次に、下に目を移してみると、大きな島式のプラットホームが二面あります。(11号線と14号線)

14号線のプラットホームに降りてみます。電車の上は、透明な素材でがっちりと遮蔽されているのが特徴的です。そして、ここからも見上げると「深圳之眼」が見えます。この幾何学的な模様、イスラム教のモスクを彷彿とさせます。

隣りのホームは11号線です。こちらは新路線ではなく福田駅から延伸されたものですが、これでまた、市内中心部からの空港までのアクセスが良くなりそうです。将来は、大劇院付近まで延伸される予定ですが、楽しみですね。

ちなみに、これ以外の既存の路線(2号線と10号線)のプラットホームは、この下にあるようです。

普通は新しい地下鉄のほうが下を通るのが通例だと思うのですが、ここでは逆になっていて、新しい路線が上になっています。当初から、計画的につくられていたということなんでしょうね。

以下、乗換通路。この駅は、全部で四路線、乗り入れていますが、乗り換えは表示もわかりやすく、割りとスムーズです。

ちなみに、中国では、地下鉄路線は、1号線、2号線のように数字で呼ぶのが一般的で、日本が、地名や方向をあしらった名前(銀座線とか東西線とか)で呼ぶのとは対照的です。このあたりは、数字大好き民族、中国ならではという感じでしょうか。

岗厦北駅の地上に出てみました。前に、広々とした深南大通りが広がっています。向こうには、福田中心区のビルが見えます。特に、地下街的なものは無いですが、これからできるのかもしれません。

「岗厦北」駅 動画

深セン地下鉄 14号線

ちなみに、14号線は2022年10月28日開通したばかりの新路線です。岗厦北を起点として、布吉、大运を通過して、坪山の沙田駅(香港の沙田ではない)まで結んでいます。

駅数が少なく、地下鉄の急行版という印象があります。途中、3号線と並行して走る区間も多いので、3号線の混雑を緩和する効果もありそうです。あと、無人運転をしているのも、話題になっています。

黄木岗駅

隣りの黄木岗(ほわんむーがん)駅まで乗ってみました。この駅も、意味不明に広いです。

深センの地下鉄

深センの地下鉄については、以下のページを参照してください。

深セン地下鉄 乗車方法と各路線の紹介