深センで本場の飲茶(やむちゃ)をいただく 

2021年5月12日

さて、せっかく広東省にいるからには、やはり飲茶(やむちゃ)は、しておきたいところですね。

深センも、広東省なので、美味しい飲茶が食べられる場所は、至るところにあります。

なんといっても、飲茶の点心は、辛いものが少なく、あっさりしていて、日本人の味覚に合うし、価格的にも香港などよりずっと安いので、非常にリーズナブルに感じます。

以下、深センで飲茶について、ご紹介してみます。

深センで本場の飲茶(やむちゃ)をいただく

 

飲茶は、ホテル(酒店)のレストランなどで、だいたい午前から午後3時くらいまで行っています。

お昼のピーク時は混むので、直接行くと、結構、待たされることもありますので、予約をしてから、行ったほうがいいでしょう。

ホールは、7-8人座れるような円形のテーブルが、20脚以上あるような大ホールになっています。

入ると、案内係に「几位(じーうぇい)?」と聞かれると思いますので、予約しておいた名前と人数を告げます。すると、案内係が、適当な席に誘導してくれるはずです。

予約をしておいても、込み具合によっては待たされることも、ままありますが、そのときは、呼ばれるまで待ちましょう。

まずはお茶を注文

 

席に着いたら、まずは、お茶の注文です。

お茶の種類を聞かれるので、適当なお茶を告げましょう。普洱(ぷーある)、茉莉花(もーりーほぁ/ジャスミン)、烏龍(うーろん)、鉄観音(てぃえぐぁんいん)などいろいろあります。

洗碗」は、してもいいですが、お皿はきれいですので、さらっとでいいでしょう。洗椀用に、お湯が入っているポットを出すところもあります。

あと、箸が二組あるのは、取り箸と食べる用の箸と思われますが、鍋ではないので、そこまで、分ける必要はないのかなと思います。

「点心」を注文

お茶の注文が済んだら、いよいよ「点心(でぃえんしん)」の注文です。

点心(でぃえんしん)の注文は、服務員が注文を取りに来るのではなく、注文表にチェックを入れるのが主流となっています。(ワゴン売りは、あまり見かけません。)

長ぼそい短冊のような用紙に、小さな漢字がびっしりと並んでいますので、最初は戸惑ってしまうかもしれませんが、慣れてくれば大丈夫です。

注文表は「蒸(蒸し物)」「揚(揚げ物)」「甜(スイーツ)」というように、大まかなジャンルにわかれています。

あとは、最大限、中国語の漢字の知識から類推を働かせて、チェックを入れていきます。

 

値段は書かれていないですが、その代わりに「小、中、大、特、頂、超」のような、漢字が書いてあるので、それを参考にしつつ、選んでいけばいいと思います。

「小」が10元、「超」が28元で、だいたい、その範囲内になります。

注文表にチェックを入れ終えたら、服務員に渡し、あと点心が出てくるまで、気長に待ちます。

オススメ!!「点心」の代表的なメニュー

ここで、点心の代表的なメニューについて、紹介してみましょう。(発音は普通話です)

虾胶(シャージャオ)

飲茶の定番中の定番といえば、えびシューマイではないでしょうか。中にプリプリの海老が詰まっていて、一口かめば、飛び出してきそうなほどの弾力感は半端ありません。

また、水晶のような薄い皮に包まれており、見た目も鮮やかで、インスタ映え間違いなしの一品です!!

 

叉烧包(チャーシュー・バオ) 

叉烧包は、中国ではどこにでもありますが、日本の肉まんと違って、少し甘みがあるのが特徴です。

飲茶の叉烧包は、あっさり上品にしあげてあります。

 

烧卖(シャオマイ)

日本のシューマイのルーツですが、日本のとは、ひと味、違うようです。

また、見た目も、てっぺんをねじったような長細いユニークな形をしています。

 

皮蛋瘦肉粥(ピーダン・ショウロウ・ジョウ)

中国の粥を、まだ食べたことがない方は、ぜひ、食べてみてください。粥のイメージが変わります。

皮蛋瘦肉粥は、ピータンと瘦肉(ショウロウ)という細切れ肉が入った粥で、トロトロ感がたまりません。

 

肠粉(チャンフェン)

中国ではお馴染みの腸粉ですが、飲茶の腸粉は、皮がもちもちしていて、街なかの店で食べるのと弾力感が全然、違います。

「なるほど、これが腸粉か!!」と思える納得の一品です。

 

马拉糕(マラーガオ) 

日本でもおやつになっていますが、こちらは、ずっとあっさりとして、ふわっとした食感です。

また、見た目のインパクトも相当です。

 

埋单(マイタン)

さて、食べ終わったあと、ひとしきり、おしゃべりも終わったら、お勘定です。

その際は、服務員に「埋单(マイタン)」といえば、テーブルまでレシートを持ってきてくれるので、決済アプリか現金で支払います。最近は、アプリで支払うことが多いようです。

ちなみに、お値段の相場は、数人(2-4人)なら200元(3200円)くらいでしょうか。「これだけ食べてそんなもん!!」と、かなりリーズナブルに感じるはずです。

深センのオススメ飲茶レストラン

深圳には、市内各地に、飲茶ができる店が、たくさんあります。以下、自分がたまに行く店をご紹介してみます。

丹桂轩

丹桂轩(たんぐいしぇん)」は、リーズナブルに、飲茶が楽しめるレストランです。

昼時は込む場合があるので、事前に電話で予約しておくのがいいでしょう。

【店舗】

新都店(新都酒店、写真)、罗湖商业城店(羅湖イミグレすぐ)、华侨城店、天安数码店など

潮江春

潮江春(ちゃおじゃんちゅん)」は、陽光酒店内にあるレストランで、昼時は、飲茶タイムになっています。(写真はエントランスホール)

非常に人気があるようで、昼時ともなると、広々としたホールが、大勢の中国人でいっぱいになります。

【店舗】

阳光店(国貿駅5分、陽光酒店(サンシャインホテル)2階)、福田店(車公廟駅),大中华店(会展中心駅)

その他、香港にも、あるようです。