「東北人」レストラン 中国の東北料理について

一口に、中華料理といっても、四川料理や広東料理など様々ですが、東北料理(东北菜/どんべいつぁい)なども、日本人の口に合うものの一つだと思います。

中華料理にはつきものの、唐辛子(辣椒/らーじゃお)が入ってないので、辛いのが苦手なひとは、オススメです

幸いにして、深センは、南国にもかかわらず、東北出身者が多い土地であるので、本格的な東北料理を食べることができます。

以下、「東北人」というレストランを紹介してみます。

東北人レストラン ホームページ (注意:音が出ます)

「東北人」レストラン 中国の東北料理について

「東北人」 店内の様子

この東北人、メニューもさることながら、店の内装や店員さんの服装なども見どころになっています。内装は、中国東北地方の民家風で、民芸風の絵やオブジェが、なかなか凝っています。

靴を脱いで、段の上に上がって食べることもできます。北の方では、本当にオンドルになっているのかもしれません。

食器は衛生的にラッピングされています。紙は有料です。

時々、こういった店員がやってきては、民謡のような歌を披露してくれたりするので、いやが上にも、ムードが上がります。

「東北人」 お薦めの料理

注文は、写真のついたメニュー表があるので、指させばいいようになっていますので心配はいりません。ビールは、「青岛啤酒(ちんたお・ぴーじう)」があれば一番いいですが、置いてないときは仕方ないです。以下、オススメの料理です。

水餃(シュイ・ジャオ)

とりあえず、餃子は一皿は頼んでおきたいところでしょう。

中国では、餃子といえば、一般的に「焼き餃子(锅贴/グオティエ)」ではなく、「水餃子(水餃/シュイジャオ)」を指し、おかずではなく主食として食べるようです。実際、おかずとして食べるには、水餃の皮は分厚すぎます。(ただし、ご飯を注文することは、別に問題はありません。)

水餃子の具は、豚肉、羊肉、白菜、にら、セロリ、トマトなど結構バラエティがあります。自分は、セロリ(芹菜/ちんつぁい)が好きでよく食べています。

個人的に、中国に来た当初は「水餃子」はあまり好きではありませんでしたが、ここの「水餃子」を食っているうちに、結構、旨いと思えるようになりました。

余談ですが、だいぶ前、餃子の王将が遼寧省に進出して、その後撤退したということがありましたが、やはり、東北地方というのは、中国餃子の本場ということもあって、日本の餃子が受け入れられなかったのかなあと思ったりします。ただ最近、「大阪王将」が上海に進出しているらしいですので、頑張っていただきたいです。

地三鮮(ディー・サンシェン)

ジャガイモ、ピーマン、茄子を炒めただけの家庭料理風のシンプルな一品。ピーマンのぱりぱりした歯ごたえがなんともいい感じで、ご飯が進むこと間違えなしです。

しかし、調子に乗って食べていると、大量に油を吸った中国ナスによって、確実に、体重増加にいざなわれますので、注意が必要です。

 

その他、マントウや麻花卷の類や中華風サラダ(写真)、また、レーメン(冷面)なども、日本のレーメンと一味違った美味しさがあります。鉄のおわんに入っているので、中国朝鮮族の影響を受けているのかもしれません。

あと、巨大な骨付きの肉(骨架)をそのままかぶりつくとか、いかにも東北的で勇壮なメニューもあります。(手は汚れますが)

あと、ゲテモノとして、蛹(さなぎ)料理などもあるようですが、怖くて食べたことがありません。勇気のある人はチャレンジしてみてください。

「東北人」 お値段は?

値段は、割とリーズナブルで、2人で食べた場合、200元(4000円)くらいあれば、収まるのではないでしょうか。日本料理などと比べると、非常にリーズナブルです。

人数が多くなるときは、予約を入れたほうがいいかもしれません。ホールではなく、部屋を借りることもできます。

また、デリバリーにも対応しています。(「美团外卖」などで対応)

「東北人」レストラン 連絡先とアクセス

東北人レストランは、上海と広東省、海南省にあるようです。

深センには、羅湖に二店、南山に一店あります。

○羅湖南湖路店:82290555
地下鉄「国貿」駅から徒歩五分。金光華広場の裏手、庆安大厦(嘉宾路と南湖路の交差点沿いのビル)1-2階

○羅湖和平路店:25479996
地下鉄「老街」駅から徒歩五分、和平路西側、茂业百货1階

○南山南海大道店:26403063
地下鉄「南油」駅などから徒歩 南山区南海大道信和购物广场3階