深セン地下鉄 乗車方法と各路線の紹介

2022年10月30日

深センの地下鉄は、現在13路線。年々、路線が増えて、市内各地、地下鉄で行けない場所がないくらいになってきました。

ちなみに、2022年末も、12号線、14号線、16号線など新路線の開通ラッシュ、さらには、11号線の東伸など既存路線の延伸も控えており、ますます便利になりそうです。

以下、深セン地下鉄の乗車方法について、簡単にご紹介してみたいと思います。

注意:現在、コロナ禍ということで、地下鉄乗車時に、健康コード(とパスポート)の提示が必須となっています。

深セン地下鉄

深圳の地下鉄は、運賃は2元~8元(約40円~160円)と、物価高が進行する中国において、低価格に抑えられています。

運行間隔は、路線によりけりですが、混雑する路線やラッシュ時は、2~3分間隔。閑散時は5~8分間隔といった感じです。

また、日本の地下鉄に比べて営業時間が短いので、早朝出発、深夜到着の場合は、注意が必要です。

乗車方法について

乗車の方法は、以下の3通りあります。

1 トークン

2 交通カード「深セン通」

3 スマホアプリ

1 トークン

日本の乗車券にあたるのが、トークンです。

初めて、地下鉄に乗る場合は、地下鉄の駅構内にある発券機で購入します。

トークンは、緑色の丸いプラスチック製のもので(写真)乗車するときは、改札のセンサーに当てて入ります。

出るときは、回収用の穴に入れます。

2 交通カード「深圳通」

プリペイド式の交通カードももちろんあります。

深圳通(しぇんじぇんとん)」は、あらかじめ、入金した分だけ、深センの地下鉄、バスに乗ることが出来る交通カードです。

まずは、駅の窓口や機械で、一定の金額をチャージ(充値/ちょんじー)しておき、少なくなって行きたら、その都度、チャージするというものです。日本のスイカ、イコカなどと同じ要領だと思います。

最近では、香港の「八達通(オクトパスカード)」と一体型のものも発売されています。(チャージは、人民元と香港ドルで別々)

3 スマホアプリ

最近は、スマホで乗車するシステムも導入されています。

スマホで乗車するには、まず乗車アプリ「深圳地铁e出行」をインストール(安装)します。地下鉄駅改札付近にあるQRコードスキャン(扫)するか、あるいは、微信上で検索してもいいでしょう。

インストールできたら、次に、アカウントを作成します。

実際に地下鉄に乗るときは、「微信」の「チャット」の画面をスライドして、上部に並んでいるアイコンのうち「乗車コード(乗車码)」をクリックします。

でてきた「乗車コード」を、緑色の改札の前面にあるガラス部分(写真)に当てると、改札が開きます。下車するときも、同様にコードを、改札に当てるだけです。(ちなみに下車码というのはありません)

お金は、微信上で、自動的に引き落とされます。

荷物検査

中国の地下鉄で驚くのが、荷物検査ではないでしょうか。

一瞬「ここは空港か?」といおもってしまうくらい、どの駅の改札付近にも、X線装置が置いてあり、驚かされます。

しかも、ラッシュ時には、長蛇の列が出来ており、非効率、極まりません。(写真)

なお、ペットボトルなど液体物をもっていると、指摘されるので、あらかじめ、バックから出して検査員に渡しておくといいでしょう。

健康コード

なお、現在(2022年11月)コロナ禍につき、健康コード(とパスポート)の提示が必須となっています。

面倒ですが、ゼロコロナが終了するまでは、仕方ありません。

 

女性優先車両

数年前から、深センの地下鉄では、女性優先車両が、設けられるようになりました。先頭と最後方の二両が女性優先車両で、ピンク色の表示が目印となっています。

ただ、日本の女性専用車両と違って、あくまで「優先」であって「専用」ではないので、拘束力のあるものではないようです。

なので、ざっくり見た感じですが、女性ばかりというわけではなく、男性も結構、混じっているし、しかも、乗客のそんなに気にもとめていないようです。

深圳地下鉄  http://www.szmc.net/

深センの地下鉄路線 15路線の紹介

以下、深セン地下鉄の各路線について、簡単に紹介してみます。2022年末までに開通する路線を含めると15路線となります。ちなみに、1号線、2号線という数字名称以外に、羅宝線、蛇口線という一般名称もありますが、あまり使われていないようです。

以下、クリックで拡大できます。また、未開通部分も含まれていますのでご注意ください。あと、路線の色が、実際のものとは異なっている場合があります。

 

1号線(羅宝線・緑) 深圳空港東~世界の窓~羅湖

深センを東西に貫く「深南大道」沿いを走る路線で、深センで最も古い路線です。接続路線も多く、深センの主要スポットが、ここにあるといっても過言ではないでしょう。

2号線(蛇口線・橙) 赤湾~世界の窓~莲塘

1号線を補完するように、平行に走る路線です。この路線の開通によって、蛇口地区と、福田、羅湖とのアクセスがかなりよくなりました。

3号線(龍崗線・水色)  福保~老街~双龍

通勤地獄で有名な路線です。とくにラッシュ時、布吉から老街までは格別らしいです。ただ、14号線の開通後は混雑の緩和が期待できそうです。

4号線(龍華線・赤) 福田~深圳北~牛湖

深センを南北に貫く路線です。この路線は「香港地下鉄(MTR)」が運営しており、駅員の制服や車内アナウンス、ロゴなどが、まんま香港MTRです。将来的には、香港MTRとの直通運転も視野に入れられているのかもしれません。

5号線(環中線・紫) 赤湾~深セン北~黄貝嶺

深圳を大きく半円形に弧を描くようにして走る路線。外環状線のように、各路線を補完する役割を担っています。(2025年、大劇院まで延伸予定。)

6号線(光明線・エメラルド) 松崗~科学館

東がんにほど近い松崗から深圳北駅を経由して科学館を終点とする、意外なルートをとる路線。終点、科学館駅はイオンでお馴染みです。

7号線(西麗線・青) 動物園~皇岗口岸~太安

東の太安から西の動物園まで、東西を最短距離で結ばす、S字型に走る路線。結構、混雑しています。

8号線(塩田線・橙) 梧桐山南~盐田路

塩田地区から市内へ通じる路線で、現在、一部区間が開通したばかりです。沿線には、梧桐山や大梅沙・小梅沙など、レジャー地域へのアクセスが良くなり、自然がより身近になりそうです。

9号線(内環線・グレー) 前湾~紅樹湾南~文錦渡

内環線という名前ですが、環状ではなく、コの字を描くように走っています。他の路線との接続が今一つで使い勝手が悪く、車内はわりと閑散としています。

10号線(坂田線・ピンク) 福田口岸~華為~双拥街

福田イミグレから、南北に4号線を補完するように走る路線で、4号線の混雑解消にも一役買っているようです。途中に、華為(ファーウェイ)もあります。

11号線(機場戦・濃い紫) 松岡~福田~岗厦北

通常の地下鉄よりも停車駅が少なく、地下鉄の急行ともいう印象の路線です。(最高時速120キロ、地下鉄としては国内最速。)また、深セン空港と市内を30分で結び、空港エクスプレスとしての役割も果たしています。2022年10月末「岗厦北」まで延伸され、市内から空港へのアクセスが更によくなりそうです。(2025年「红岭南」まで延伸予定)

12号線(南宝線・うす紫) 左炮台~海上世界~南山~机場東~海上田園東

全33駅。南山蛇口から、南山を通って、空港、福永などを経由して宝安地区を北上する路線です。宝安のなかで、一号線では行きにくかった場所に行けそうです。(2022年年末開通予定

13号線(石岩線・うす橙) 深セン湾口岸~深大~上屋

南山から宝安を北上して、石岩、公明へと通じる路線です。(2023年中に開通予定

14号線(東部快線・うすグレー)岗厦北~布吉~大运~坪山中心~沙田

岗厦北を起点として、市内を通過して坪山方面へと向かう路線です。駅数が少なく急行的な感じのする路線です。また途中、3号線と並行して走る区間も多く、3号線の混雑を緩和する効果もありそうです。2022年10月28日開通しました。

16号線(龙坪線・うす緑) 大运~双龍~坪山~田心

龍岡と坪山を結ぶ路線で、都心を通らない東部限定路線です。3号線、14号線などを補完する役割があるようです。(2022年年末開通予定

20号線(福永線・黄色) 机場北~国際会議中心

2021年末に、机場北~国際会議中心の区間が部分開業しました。今後は、南へと路線を伸ばし、最終的には、皇岡口岸あたりまで、延伸される予定です。また、この路線は、深センで初の全自動運転システムを取り入れていることでも画期的です。