深圳宝安国際空港 Ⅰ ターミナルビルとフライト情報

2022年7月22日

深センにも「深圳宝安国際空港」という、国際空港があります。

といっても、「国際」とは名ばかりで、国内路線が中心のローカル空港という印象は否めないところです。

しかも、現在、コロナ禍ということもあって、中国当局が「各国1路線、週1往復」に路線を縮小したため、ただでさえ少ない国際便は、一層少なくなってしまいました。日本直行便にいたっては、週2往復しかないという壊滅的な状況です。

また、円安の影響もあって、航空運賃も激高で、片道20-30万円とか普通にします。この点、コロナ前は、香港からLCCで、時期によっては、往復3万円位で移動できたことを考えると、現在は、一個人が身軽に移動できる状況ではないのかなとも思います。今、日本と中国を往復している人は、会社からの補助があるビジネス用のフライトが主ではないでしょうか。

というわけで、個人的にはあまり利用することはない空港ですが、それでも、仕事で中国国内の他都市に移動する方は、利用する機会もあるのではないかと思います。

また、関係ないですが、深圳空港のターミナルビルは、設計が非常に美しく、一見の価値があります。

以下、「深圳宝安国際空港」について、紹介してみたいと思います。

深圳宝安国際空港 ターミナルビル

深圳宝安国際空港は、1991年末に開港。中国華南地区では一応、香港国際、広州白雲国際空港と並ぶ、三大空港と言われています。

国際路線は貧弱ですが、国内路線は充実していて、中国での利用客は年間4,500万人で第六位、飛行回数は37.5万回とのことです。ただ、これらの数字は、コロナ前のものですので、現在は激減していることは間違いありません。

場所は、深圳の西、宝安区の福永地区にあります。深セン市内からは、だいたい30-40キロほどで、地下鉄も開通し、アクセスも向上しています。

新ターミナルビル 外観

また、特筆すべきなのは、2013年暮れに完成した、新ターミナルビル(新航站楼、或いはT3)でしょう。

地上4階、地下2階、総建築面積45万平方メートル、南北1,128メートル、東西640メートルをほこり、その外観は、巨大な鳥、あるいは十字架のようにもみえます。空港のホームページを見ると、マンタをモチーフにしているとのことです。

また、空港へのアクセスは、空港ターミナルビルの南、地面交通中心(GTC)で一元管理され、陸・海・空すべてのアクセスが、一点に集約されており、非常に機能的で使い勝手が良くなっています。

ターミナルビル内部の様子

次に、新ターミナル(新航站楼)内部に目を移してみると、まずは、その内観に圧倒されます。

広々とした4階出発ロビー(写真)は、採光が素晴らしく、天井が宝石のように七色に輝いていて、まるで宝石箱の中にいるようです。今まで、かなり空港を見てきましたが、こんなにきれいな空港は珍しいと思います。

デザインも斬新で、六角形の穴をあしらった設計は、ウィキペディアによれば「建築はイタリアのマッシミリアーノ・フクサス、構造設計はドイツのKnippers Helbigが担当」ということです。

また、新ターミナルは、レストランやショッピングのテナントも充実しています。出発ロビーの中二階(ターミナル五階)は、飲食コーナーになっていて、各種レストランがあります。

かつての貧弱な空港ビルを知っている人間からすれば、隔世の感を禁じえないところですね。(ただ現在はコロナ禍ということもあり、館内はかなり閑散としているようです。)

深セン空港へのアクセス グーグル地図

深圳宝安国際空港 フライト情報

国内線

国際線はともかくとして、深セン空港の国内線はわりと充実しており、中国全域に就航しています。

4階出発ロビーには、AからHの順番に、チェックインカウンター(值机区)が並んでいます。(Dカウンターが国際線、その他はすべて国内線)

フライト情報については、深セン空港のホームページ内で検索できます。現在、コロナ禍ということもあり、便数はかなり減っているようです。

出发航班-深圳宝安国际机场

国内線 搭乗の際の注意

チャックインカウンターで、手続きを済ませあと、4階出発ロビー中ほどにあるゲートに進み、荷物検査などを済ませます。

その後、搭乗ですが、中国の空港では、時間の遅延・変更、搭乗ゲートの変更、がよくあるので注意しておいたほうがいいでしょう。しかも、中国語のアナウンスだけで済ましてしまうこともあるので、変だなと思ったら、早めに、係員に聞いたほうがいいでしょう。

私的な話ですが、以前、北京空港で、ゲートの変更で乗り損ねた時があり、そのときは、空港オフィス(中国国際航空)に行って事情を話したら、同じ日の別便に振り替えてくれて、事なきを得たことがありました。

中国の国内線は基本的には、あまり外国人に対する配慮がないので、こちらで注意をするより他ありません。

国際線

国際線については、マカオ、台湾、東南アジアなどを中心に就航していますが、コロナの影響もあり激減しています。

写真は、コロナ前のフライト情報で、左が国内路線、右が国際路線ですが、現在、ここからさらに減っているので、一日数便程度といったところでしょう。

日本直行便は?

日本への直行便も、激減しています。現在(2022年7月)深セン空港からは、成田便(ANA、深セン航空)が、それぞれ週1往復、就航しているのみとなっています。(ちなみに、広州空港も、同じく成田便(ANA、JAL、南方)が、それぞれ週1往復、就航のみ)

また中国全体でみても、ほとんどが成田便で、関空便は上海とのみ週2便しか飛んでないという惨憺たる状況になっています。詳細については、以下のサイトで確認してみてください。(広州の日本領事館のサイトより)

20220711日中間直行便(2022年夏ダイヤ)

直行便が無理なら、経由便は?ということで、トリップコムなどで、検索してみると、ソウル経由やシンガポール経由などヒットするようです。ただ、時間が相当かかりますし、しかも、お値段的にもそれほど安くはないようです。

国際線 搭乗

国際線のチェックインカウンター(D)でチェックインを済ませた後は、建物中央の国際線への入口から入場し、その後、荷物検査、出国審査をしてから、搭乗口に向かいます。

到着ロビー(二階)

空港の到着ロビーは、ターミナルビルの二階にあります。

こちらは、出発ロビーと比べると、随分と素っ気無い感じです。ここから連絡橋通路を介してダイレクトに「地面交通中心」につながっています。

入口付近には、客引きがうろちょろしていますが、無視すればよいでしょう。

深セン空港からのアクセス

深セン空港から、深セン市内、香港マカオ、広州など広東省各地へは、地下鉄、バス、タクシーなどの移動手段があります。これについては、以下のページをご参照ください。

深圳宝安国際空港 Ⅱ 深セン市内、広東省各地、香港マカオへのアクセス