中華ファーストフード「中式快餐」の世界

2023年2月18日

中式快餐(中華ファーストフード)は、中国人が普段着で行く店。日本人が入るには抵抗があるかもしれませんが、探せば、意外においしい店があります。自分ならではの店を発掘してみるのはいかがでしょうか。

(ちなみに、香港系快餐「大快活」などについては、ちょっと風合いが違うので、ここでは取り上げていません。また別の機会に取り上げたいと思います。)

中華ファーストフード【中式快餐】の世界

小杨生煎

ファストフードにあたるのか、わかりませんが、上海の「生煎包(しょんじえんばお)」が美味しい店です。最近、街で見かけることが、結構、多くなりました。

食べるとき、あつあつの「生煎包」は、中から、汁が飛び出してきて、やけどしてしまいますので、気をつけましょう。

チャーハン、酸酸辣粉なども、まずまずです。出前にも対応しています。オススメの店です。

味千ラーメン(味千拉面)

最近、影が薄くなった感じがある、味千ラーメンですが、それでもまだ、かなりのショッピングモールに店舗があります。

ラーメン屋というより、何でも有りの日式中華ファミレスといった感じです。ただ、ラーメンは、あまり期待しないほうがいいでしょう。

あと、味千の代名詞ともいえる、例のマスコットキャラが、最近、店頭から消えてしまったようです。(写真は、数年前のもの)味千も経営が苦しい状況で、刷新を図っているのでしょうか。日本人的には、ちょっと寂しい感じがしますね。

個人的には、10年以上前は、よく味千に行っていたような気がしますが、最近は、全く行かなくなりました。

真巧夫

真巧夫(リアルカンフー)」という名前の店ですが、ブルース・リーの店と呼んだほうが、早いかも知れません。

蒸しもの(蒸品)がメインの店ということで「真(zhen)」と「蒸(zheng)」が韻を踏んでいるということです。

まあ、それはいいのですが、このキャラについては、誰しも「さすがに中国でも、これはまずいのでは?」と感じると思うのですが、やはり、一時期、ブルース・リーの遺族側と裁判にもなっていたようです。

その後、キャラが、微妙に改造されて、ブルース・リー色が、やや薄まったようですが、イロイロな意味で、中国っぽい店です。(写真は、以前のバージョン) ちなみに、中身のほうは、一般般で、オススメとまでは言えないです。

永和大王

永和大王(よんはーだーわん)は、台湾系の中華ファストフード店。

「宫保鸡丁」「黑椒牛肉」とかのご飯物もありますが、

ここのオススメは、やはり、できたての「豆乳」と「油条」でしょうか。

「小籠包」「雲呑」なども割といいと思います。

面点王

面点王(みぇん・でぃえん・わん)は、中国の東北地方の庶民の味を、そのままファーストフードにした感じ。

米ではなく、小麦が主体で、「包子」「面」がおいしい店です。

また、注文の方式が独特で、カードをもって、カウンターで注文して、スタンプを押してもらい、出来たら受け取りに行くという、セルフサービス方式になっていて、日本人には、少し難易度が高いかもしれません。

嘉旺

嘉旺(じゃーわん)は、深センだったら、どこにでもあるいたって普通の中華ファストフードの店。

「チャーハン」「ホイゴーロー」など、なんでも一通り、揃っている感じ。

あまり美味しいとは言えないかも知れませんし、日本人は、あまり利用しないかも知れまえんが、一応、上げておきます。

写真は、チャーハンとアイスミルクティー(冻奶茶)

湘粉人家(湖南)

いわゆる「木桶飯」屋。中でも、このチェーン店は、ローカル度は高いが、利用価値は高いです。

」という字にある通り、湖南料理をベースとしているが、辛くないものもあります。お勧めは「梅菜扣肉飯」「土豆肉丝饭」「米豆腐」など。

低価格でかなりの満足感があります。写真は、「梅菜扣肉飯」と「酸梅汁」のセット(25元ほど)。「酸梅汁」は梅ジュースで、涼をとるには最適。

詳細については、以下のページも参照ください。

「木桶飯(むーとんふぁん)」 中国のローカル飯

康师傅

カップ麺でおなじみの台湾,康师傅(カンシーフ)が運営している麺レストラン。

といっても、もちろんインスタントではなく、牛肉麺は結構、本格的に仕上げてあります。

その分、価格はやや高く、ファーストフードというよりは、レストランに近い感じもしますが、一応、あげておきます。

自助餐(セルフ)

究極の中華ファストフードといってもいいのが、自助餐(セルフ/じゅーずーつぁん)ではないでしょうか。

カウンターに、横一列に並んでいる惣菜を、どんどん、取皿に入れて、最後にお会計を済ますという。列に並んでから、最速3分で食事にありつけます。

早い、安い、美味い、三拍子揃った自助餐ですが、最近のコロナのせいで、やはり敬遠する人が、多くなりました。以下、とりあえず、オススメの店です。

家楽縁

家楽縁(じゃーらーゆぇん)」は、深セン市内に、かなり多くの店舗があり、お昼ともなると、多くの中国人で引きも切らぬ賑わいを見せる店です。ちょっと、社員食堂風などころがあります。

台湾系なので、辛い具材が少ないので、日本人には合うものが多いです。セルフは、それこそ、星の数ほどありますが、ここが一番、マシだと思います。

また、量も多いので、とにかくガッツリ食いたいときは、いいでしょう。

ビュッフェ風「家楽縁」も

家楽縁」では、以下のように、ホテルのビュッフェのように自分で取っていく方式を取っている店舗もあります。(一時期「饗食饗麺」という名前を使用していましたが、現在は使用してないようです。)

値段は、一般の自助餐よりは、少し高いですが、美味しいです。国貿駅近くに一軒あります。

詳細については、以下、ご参考ください。

深センのビュッフェ風新概念自助餐「家楽縁」について