中国のネットトラブルにどう対処するか？

2021年4月25日

日本とは違って、中国で生活上、何かトラブルが発生すると、言葉の壁もあって、結構大変です。

中でも、インターネットがつながらない場合、かなり苦労します。会社のパソコンであればいいですが、自宅のパソコンとなると、いちいち、中国人を頼りにするわけにもいかず、ある程度は、自分で解決しなければならないでしょう。

以下、中国でインターネットに不具合が起こったときの対処方法について、自分の体験をふまえて、まとめてみました。

そもそもネットにつながらない場合

まず、そもそも、ネットに接続できない場合、中国電信（チャイナテレコム）に連絡する前に、以下のような確認は、自分でやっておくべきでしょう。

（ちなみに、ネットの接続状態については、コントロールパネル（控制面板）のネットワークと共有センター（网络和共享中心）で確認できます。）

自分でやるべき対処法

◯配線を確認　　まず、当たり前ですが、配線を確認。そして、すべての接続ポイントについて、一旦、線を抜いてから、再度、差し込んでみます。中国人は、よくやってますが、案外それでつながってしまうこともあります。

◯再起動　　　　これも当たり前ですが、とりあえず再起動。

◯時間をおいて再アクセス　　　VPNをつけたり消したりしていると、回線が不安定になりがちで、一時的につながらなくなることがあります。そういう場合、時間を置いてから、再度アクセスすると、つながったりします。

◯閲覧履歴の消去　　　閲覧履歴を消すのも有効なときがあります。（クロームの場合、历史记录⇒清楚阅览记录でOK）

中国電信（チャイナテレコム）に連絡する

いろいろやっても、つながらないときは、中国電信（チャイナテレコム）に連絡してみましょう。

中国電信（10000番）に電話すると、音声案内に従って、番号を選択していきます。中国語か英語で、オペレーターにつながるまで、4つか5つ質問があるので、自信がなければ、中国人の知り合いに頼んだほうが無難かもしれません。

オペレーターにつながったら、アカウント（宽带账号）とパスワード（密码）を伝えます。（事前に契約時の書類で確認しておく）

その際、エラーコード（错误代码）を尋ねられることが多いので（403とか651とかの数字）、これも事前に接続できなかった時のエラー番号を控えておくといいでしょう。

電話を終えてから、通常、20-30分もすれば、ネット回線は復旧するはずです。

それでも駄目な場合は、中国電信に修理工（师傅（シーフ））をよんでもらうしかありません。（修理は無料）モデム（猫）自体に問題がある場合は、新しいものに変えてもらったほうがいいでしょう。

ネットにはつながっているが、サイトが見れない場合

パソコン修理屋（电脑维修）へ

以上のようなことをしても、なんらかの不具合が続く場合は、パソコン側（ハード、ソフト）に問題があると考えるのが自然なので、一度、パソコンの修理屋（电脑维修）に相談してみるのがいいと思います。

パソコンが保証期間内であれば、買った店の系列の修理所に連絡を入れるとよいです。パソコンの保証書に記載してある電話番号に連絡してみましょう。交換するパーツは実費ですが、修理代はそんなにかからないはずです。

保証期間にない場合は、一般のパソコン修理屋を呼ぶよりほかありません。

特定のページが見れない場合

あと、ネットにはつながっているが、特定のページ、或いは、特定のソフトが操作できない場合、以下のことをやってみてください。

◯ブラウザを変えてみる　　中国のネット上で、特定のソフトが使えないときに意外に多いのが、使用しているブラウザが問題になっている場合です。特に、中国のお役所や銀行のページでは、グーグルクロームが使えないことがありますので、IE（Internet Explorer）に変えてみるとうまくいく場合があります。

◯パソコンの言語環境の設定を変えてみる　　中国語のソフトが文字化けなどで使えない場合、言語の設定が、日本語環境だとうまく機能しないものもあります。コントロールパネル（控制面板）のエリアと言語（区域和言語）を開いて、一時的に、中国語の環境にすると、使えることがあります。