中国生活で必須の「VPN」 接続の仕方とオススメのVPN業者

2023年4月16日

何かと勝手が違う中国生活ですが、中でも、インターネット環境については、日本と大きく異る点ではないでしょうか。

日本にいると、当たり前のように使えていたサービス、例えば、LINEやTwitter、フェイスブックなどSNS系はもちろん、グーグルやBINGなどの検索系、さらには、YOUTUBE、ニコニコ動画などの動画共有サイト、さらには、アマゾンプライム、ネットフリックスといった動画配信サイトも見れません。

というわけで、こういうときに、お世話にならざるをえないのが、VPNです。

「VPN」とは、Virtual Private Network(バーチャル ・プライベート ・ネットワーク)の略語のことで、通常の接続回線とは別に、VPN接続回線というものを構築して、従来、見ることができなかったサイトも見れるようにしてしまう技術のことで、中国でネット生活を送る上では、もはや必須といえるかもしれません。

VPNを使うには、専門の業者と契約しなければなりません。以下、その方法について、簡単にシェアしたいと思います。

中国生活で必須の「VPN」 接続の仕方

まずは業者のお試し

とりあえず、適当なVPNの業者を選んで、おためし的に、一定時間使ってみましょう。どの業者も、最初は、一定時間、フリーで使えるお試し期間を設けているはずなので、そこで、使い勝手を見極めた上で、本契約をすればいいと思います。

値段は?

お値段の方は、業者によりけりですが、そんなに高くはないと思います(30-60元程度)。プランは、一ヶ月、三ヶ月、半年、一年、二年など、これも業者によりけりですので、そのあたりは、予算や使い勝手に応じて選べばいいと思います。

振込みは、日本円、中国元にも対応、銀行振込にも対応しているところから、クレジットカード払いのみの業者もあるようです。

接続状況は?

中国におけるVPNのつながりやすさは、場合によりけりで、

時間帯については、やはり夕方から夜の時間帯はつながりにくく、特に、21;00-23;00 は、かなりつながりにくいです。逆に、一番、つながりやすいのが、深夜から早朝にかけてで、特に3;00-6;00 はサクサク動きます。

あと、政治的なイベントがあると、かなりつながりにくくなることもあります。

あと、VPNを常用していると、逆に、中国ローカルサイトが、繋がりにくくなることもあるので、注意が必要です。(百度の検索速度が遅くなったり、ビリビリ動画に繋がりにくいなど)

オススメのVPN業者

近年、ネットの規制は、どんどん強くなっていて、上記のような通常の接続の仕方では、接続できないようになってきています。その場合、さらに強力な接続方法を設定しなければならず、適当な業者を選ばなければなりません。

自分は、以前、10年以上、個人経営の業者を使っていましたが、コロナ禍で、規制がさらに厳しくなり、中国事業から撤退されたようで、現在は「MirenVPN」というサービスを使っていますが、今のところ、割りとスムーズにつながっています。

ここは、通常のVPN接続の他に「MillenVPN Native」という接続方法があり、中国やロシアなどの通信規制が厳しい環境から接続できるようになっています。

料金は、VPN業者にしては普通ですが(通常月950円ほど)、日系の業者なので、使い勝手がいいということがあります。ちなみに、月額360円からのプランがありますが、あれは、初回にいきなり二年分を申し込んだ場合に限るようで、一度でも更新すると、その後は、二年分申し込んでも通常の月額料金になってしまうようで、少し注意が必要です。

VPNならMillenVPN (ミレンVPN)