【深圳エリアガイド】羅湖Ⅰ(羅湖~国貿)~深センの歴史とともに歩む街

2021年7月17日

羅湖(ろーふ)」は、深セン誕生初期から開けてきた街で、まさに深センの歴史とともに歩んできた街といっても過言ではありません。

また、伝統的に日本人駐在員も多く、日本料理屋やカラオケ店など、日本人に関連する店が多いのも特徴です。

以下、「羅湖」イミグレから「国貿」について、紹介してみます。

羅湖イミグレと羅湖駅前周辺

羅湖イミグレ

羅湖イミグレ(羅湖口岸)は、香港と中国大陸をつなぐ大動脈として、古くから機能してきました。

一日、平均20万人の通行量は、中国のイミグレの中では1、2を争う数で、今もなお、多くの通行者で賑わっています。(ただ現在のコロナ下においては、通行者の数は激減しています。)

イミグレを抜けると、いろいろと、声をかけてくる人間がいますが、大体は、乗り合いバスの客引きなので、無視すればいいでしょう。

地上に上がると、こんな感じ(以下、写真)。いかにも大陸中国という感じのだだっぴろい駅前広場。中国に来たんだなという実感が湧くかもしれません。(左が、深セン火車駅、向正面がシャングリラホテル。右が羅湖商業城。)

深セン火車駅

深セン火車駅からは、広州行きをはじめとして、中国各地に向かう列車がでています。「福田」に高速鉄道の駅ができてからは、重要度は薄れているとはいえ、広州東駅との接続は非常によく、まだまだ存在意義は十分にあります。

ちなみに、この駅前一帯は、近年、治安は良くなっているとは言え、やはり、携帯電話をすられた等、小さな窃盗は、よく耳にするので、身の回りの貴重品については、十分に注意したほうがいいでしょう。特に、春節前後は注意が必要です。

羅湖商業城  ニセモノドケイもある!?

イミグレをバックに、広場を真っすぐ歩きだすと、右手にエメラルド色のひときわ大きい建物が見えると思いますが、それが「羅湖商業城」です。

「ニセモノドケイあるよ」と声をかけられながら中に入ると、衣料・靴・宝飾品・時計・お茶などの小さな店が、アリの巣のように、通路の両脇にびっしりとひしめいており一瞬めまいがしそうなほど。

ここは、観光客とか香港人が、お土産などを買うために利用するところで、値段交渉可能なので、そういうのを楽しみたい方にも、いいかもしれません。また、布地屋さんも多いので、オーダーメイドで、チャイナドレスなんかも作れたりします。

あと、いわゆるニセモノのメッカとしても有名で、こちらが関心をしめせば、店舗の中から「カタログ」をもってくるらしいです。なかには本物に寸分違わないものもあるようですが、一般に、本物に近いコピー品ほど高い値段がついているようです。

まあ、話のネタとして自分で楽しむ分はいいですが、調子に乗って買いすぎると、香港側へ持ち帰るときに、税関で「これは何だ?」ということになるので、ほどほどにしておきましょう。

長距離バスのターミナル(長途汽車站)

ちなみに、羅湖商業城の一階が、長距離バスのターミナル(長途汽車站)になっており、広東省近隣(広州、常平、博罗、潮州、澳门(マカオ)など)と長距離バスで結んでいます。(注:ちなみに、中国ではバスは「汽車」で、電車は「火車」です。)

あと、地上には通常の市バスのターミナルが、地下には地下鉄一号線の羅湖駅があります。

シャングリラホテル(香格里拉酒店)

広場の正面に見える、上に丸い帽子を被っている白っぽい建物が、シャングリラホテル(香格里拉酒店)です。日系企業とかも割と入ってたりします。

ちなみに、このあたりの路上で、館の客引きとか新疆ウイグルのモノ売りなどに、声をかけられるかもしれませんが、無視すればいいでしょう。

また、シャングリラの裏手、建設路沿い(線路脇)は、少し気をつけたい地域で、今では、だいぶ治安は良くなったものの、以前は、中年男が一人で歩いていると「小姐」がどうのこうのと言い寄ってきたり、少し危ない場所でした。しかし、その後、中国自体が豊かになったことに加え、監視カメラの整備などもあって、そういう犯罪は少なくなったようです。

人民南路

シャングリラの脇を向かって右手に行くと、その大通りが人民南路です。

途中、陸橋を渡ってから、金光華広場までは、昼は、街路樹の下で、男たちが将棋に興じ、夜は、付近のおばちゃんたちが繰り出してきて、ダンスに興じたり、カラオケを歌ったりして、お祭り状態と化しているので、一度、夜、来てみられるのも、いいかもしれません。中国の一般庶民を観察するには、うってつけの場所です。

地下鉄「国貿」駅周辺

地下鉄一号線の「羅湖」の次の駅が「国貿(ぐぅおまお)」駅です。日本人の利用客が90%以上を誇る「粤海酒店」など、日本人が多い地区でもあります。

国貿ビル  中国初の高層ビル

深圳国際貿易中心大厦(略して国貿ビル)は、「国貿」の名前の由来になっているビルですが、このビルは、中国の高層ビル第一号のようです。(160メートル,53階)

1階のホールには、南巡講話のときの鄧小平の写真をはじめ、江沢民、胡錦濤といった歴代の主席が訪問した時の写真も掲載されていて、歴史を感じさせます。関係ないですが、ここのトイレに、半ニーハオトイレ(扉が中途半端な位置までしかない)があったりするのも歴史を感じさせる部分ですね。

また、建設当時(1984年)に3日で1階(三天一层)という驚愕の速さで建設されたというエピソードもあります。まさに「深圳速度」を地で行くようなビルともいえるでしょう。

金光華広場

「金光華広場(じんぐぁんほわ・ぐうゎんちゃん)」は、国貿駅の上にあるショッピング・モールです。

今では、ちょっと大きな駅に行けば、ショッピング・モールや地下街があるのは当たり前になりましたが、そのさきがけが「金光華広場」と言えるかもしれません。

アパレル、外食・レストラン、小物、スーパー(TASTE)、ジム(健身房)など、何でもそろっています。

また、夜になると、ダンスやカラオケする人々で、広場はごったがえします。(コロナ下で現在は、ワクチンの接種会場(写真)になっています。)

粤海酒店  日本人御用達ホテル

「粤海酒店(ゆえはい・じゅーでぃえん)」は、客の90パーセントが日本人という、まさに日本人御用達と言っても過言ではないくらいのホテルです。

スタッフもほとんどが日本語を話せるようで、大手会社の駐在員だと、ここを住居にしている人もいるほどです。

また、この付近には、日本料理屋や日本人用カラオケ、ガールズバーなどが点在しています。深センでも、日本人遭遇率がかなり高い地域と言えるかもしれません。

華都園ビル(旧西武)

かつては「西武ビル」と言われ、日本料理屋や日本のカラオケ店がひしめいて、日系色が非常に強いビルでしたが、「華都園」という名前に変わってからは、その数もかなり少なくなり、日本人の利用率はかなり少なくなっていると思われます。

そういった店は、現在、国貿駅方面の別のビルに分散してしまったようです。

羅湖~国貿 ロケーション

以下、上記で紹介したスポットを、簡単に記した地図です。