「街を歩けばタピオカ屋に当たる!?」 深センタピオカ事情
「珍珠奶茶(ジェンジュー・ナイチャ)」タピオカ入りミルクティーといえば、日本でも、一頃、ブームだったと聞きますが、ここ広東省でも、タピオカドリンクは、暑い夏に欠かせないアイテムで「街を歩けばタピオカ屋に当たる」状態といってもいいくらいに浸透しています。
店員さんが、何種類かの粉とシロップとタピオカをミックスして、シャカシャカとシャッフルするだけという、まさに魔法のような飲み物「珍珠奶茶」
以下「珍珠奶茶」の注文方法等について、少しご紹介したいと思います。
タピオカミルクティー(珍珠奶茶)の注文の仕方
タピオカは、製法はシンプルな割に、注文するとき、結構、イロイロ、設定する項目が多いので、ちょっと難儀します。
以下、設定項目について、少し、見ていきましょう。
サイズ(大小)
まずは、コップ(杯子)のサイズ(大小/だーしゃお)を指定します。
「大杯(ダーペイ)」「中杯(ジョンペイ)」「小杯(シャオペイ)」でもいいし、「大的(ダーダ)」「小的」とかでもいいでしょう。
また、特に何も言わなければ、中杯(ジョンペイ)になると思います。あと「標準(びゃおじゅん)」と言えば、普通サイズになると思います。
アイス?(氷、凍)ホット?(熱)
アイスなら「冰(ビン)」或いは「冻(トン)」、ホットなら「熱(ルア)」と指定します。
甘さ
甘さの加減は、普通に頼むと日本人の感覚では非常に甘いと感じるので「少糖(サオタン)」にするのが無難と思います。
「少糖」は割合に応じて、さらに、以下のように細かく指定しても良いでしょう。
半糖(パンタン/通常の1/2)
三分糖(サンフェンタン/通常の1/3)
無 糖(ウータン/無し)
自分は、だいたい三分糖で頼んでいるが、それでも十分に甘いことが多いです。「どこが三分糖やねん!」という。
トッピング
タピオカ、プリン、小豆など、いろいろなものを入れられるので、注文の時に、「加(じゃー)◯◯」といえば良し。
氷
氷を少なくするときは「少氷(サオビン)」多くするときは、「加氷(ジャービン)」と指定します。中国人は、氷抜きを要求する人がかなり多いです。
ちなみに、発音が悪いと「少糖(サオタン)」と言ったのに、「少氷(サオビン)」にされることがあるので、注文をし終わったときに、レシートの明細を確認して、間違っていれば、その場で指摘するようにすればいいでしょう。
深センでよく見かけるタピオカ屋
深センで、タピオカ屋は「街を歩けばタピオカ屋に当たる」と言われるほどあって、まさに百花繚乱状態です。
自分でイロイロ試して、お好みの店を見つけてみるのがいいと思います。以下、少しだけ、定番の店を紹介してみます。
贡茶(ゴンチャ)
珍珠(タピオカ)が大粒で、しかもサイズが大きいのが特徴。混ぜてから、店員が直にシャッフルする。
一般のタピオカ屋よりは、値段設定はやや高めか。
つい最近、ゴンチャジャパンの社長が、やらかしたようである。
大卡司(ダカス)
大卡司(ダカス)は、星のマークが目印のごく一般的なタピオカ屋のイメージ。
小粒のタピオカが特徴。シャッフルマシーンを使用している。
「珍珠奶茶」は13元くらいとリーズナブル。
85度
タピオカ屋ではなくベーカリー兼カフェですが、「珍珠奶茶」などタピオカ入り飲料はもちろん、結構、いろいろな飲み物を売っています。
外見がカラフルなので、見ているだけでも楽しいです。
HEY TEA
ここをタピオカ屋に含めるべきかどうかは疑問ですが、まあ一種の進化を遂げた究極の形といってもいいかも知れません。
一杯、30元という高額商品が中心で、一時期は、行列ができるほどのブームになってました。
写真は、アイスマンゴー(冰淇淋芒芒)30元
かなり飲みごたえ(というか食べごたえ?)がありますが、食事の前に飲むのはやめたほうが無難かもしれません。ご飯が食べられなくなります。
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