「街を歩けばタピオカ屋に当たる!?」 深センタピオカ事情 

2021年5月11日

珍珠奶茶(ジェンジュー・ナイチャ)」タピオカ入りミルクティーといえば、日本でも、一頃、ブームだったと聞きますが、ここ広東省でも、タピオカドリンクは、暑い夏に欠かせないアイテムで「街を歩けばタピオカ屋に当たる」状態といってもいいくらいに浸透しています。

店員さんが、何種類かの粉とシロップとタピオカをミックスして、シャカシャカとシャッフルするだけという、まさに魔法のような飲み物「珍珠奶茶

以下「珍珠奶茶」の注文方法等について、少しご紹介したいと思います。

タピオカミルクティー(珍珠奶茶)の注文の仕方

タピオカは、製法はシンプルな割に、注文するとき、結構、イロイロ、設定する項目が多いので、ちょっと難儀します。

以下、設定項目について、少し、見ていきましょう。

 

 

サイズ(大小)

まずは、コップ(杯子)のサイズ(大小/だーしゃお)を指定します。

「大杯(ダーペイ)」「中杯(ジョンペイ)」「小杯(シャオペイ)」でもいいし、「大的(ダーダ)」「小的」とかでもいいでしょう。

また、特に何も言わなければ、中杯(ジョンペイ)になると思います。あと「標準(びゃおじゅん)」と言えば、普通サイズになると思います。

アイス?(氷、凍)ホット?(熱)

アイスなら「冰(ビン)」或いは「冻(トン)」、ホットなら「熱(ルア)」と指定します。

甘さ

甘さの加減は、普通に頼むと日本人の感覚では非常に甘いと感じるので「少糖サオタン)」にするのが無難と思います。

少糖」は割合に応じて、さらに、以下のように細かく指定しても良いでしょう。

半糖(パンタン/通常の1/2)
三分糖(サンフェンタン/通常の1/3)
無 糖(ウータン/無し)

自分は、だいたい三分糖で頼んでいるが、それでも十分に甘いことが多いです。「どこが三分糖やねん!」という。

トッピング

タピオカ、プリン、小豆など、いろいろなものを入れられるので、注文の時に、「加(じゃー)◯◯」といえば良し。

氷を少なくするときは「少氷(サオビン)」多くするときは、「加氷(ジャービン)」と指定します。中国人は、氷抜きを要求する人がかなり多いです。

ちなみに、発音が悪いと「少糖サオタン)」と言ったのに、「少氷(サオビン)」にされることがあるので、注文をし終わったときに、レシートの明細を確認して、間違っていれば、その場で指摘するようにすればいいでしょう。

深センでよく見かけるタピオカ屋

深センで、タピオカ屋は「街を歩けばタピオカ屋に当たる」と言われるほどあって、まさに百花繚乱状態です。

自分でイロイロ試して、お好みの店を見つけてみるのがいいと思います。以下、少しだけ、定番の店を紹介してみます。

贡茶(ゴンチャ)

台湾の有名店。最近、日本にも進出しているようですね。

珍珠(タピオカ)が大粒で、しかもサイズが大きいのが特徴。混ぜてから、店員が直にシャッフルする。

一般のタピオカ屋よりは、値段設定はやや高めか。

つい最近、ゴンチャジャパンの社長が、やらかしたようである。

大卡司(ダカス)

大卡司(ダカス)は、星のマークが目印のごく一般的なタピオカ屋のイメージ。

小粒のタピオカが特徴。シャッフルマシーンを使用している。

珍珠奶茶」は13元くらいとリーズナブル。

 

85度

タピオカ屋ではなくベーカリー兼カフェですが、「珍珠奶茶」などタピオカ入り飲料はもちろん、結構、いろいろな飲み物を売っています。

外見がカラフルなので、見ているだけでも楽しいです。

 

HEY TEA

 

ここをタピオカ屋に含めるべきかどうかは疑問ですが、まあ一種の進化を遂げた究極の形といってもいいかも知れません。

一杯、30元という高額商品が中心で、一時期は、行列ができるほどのブームになってました。

写真は、アイスマンゴー(冰淇淋芒芒)30元

かなり飲みごたえ(というか食べごたえ?)がありますが、食事の前に飲むのはやめたほうが無難かもしれません。ご飯が食べられなくなります。