中国のスーパー(超市)で「旬」の野菜を購入してみる ~購入方法&個別野菜の紹介

2023年3月9日

とかく外食だのみになりがちな、中国での食生活ですが、栄養が偏ってしまうので、たまには、スーパー(超市/ちゃおし)で、野菜や果物を買ってみるのも、いいかもしれません。

以下、中国のスーパーで売られている、野菜について、購入方法と個別野菜について、紹介してみます。

(写真は、イオン、ウォルマート、テイストなどで撮影。以下、旧ブログをリライトしたものです。)

中国の野菜 購入の仕方

最近は、日本と同様、ラッピングして値づけされているものも増えているとはいえ、中国の野菜は、基本的に量り売りが多いです。

野菜は、まず、山盛りに積まれているところから、適当に選んで、そばにあるナイロン袋の中に入れ、秤にのせます。

秤の項目の中から、該当する野菜をクリックすると、目方に応じたシールが出てくるので、それ貼ってレジに持っていきます。

ちなみに、中国で量り売りの単位は、一斤(イージン/500グラム)表示が多いです。ちなみに、キログラムは公斤(ゴンジン)です。

例えば、上の写真では、きゅうり(青瓜)2.8元/斤、は、一斤2.8元ということです。あとは、トマト(西紅柿)3.5元/斤、新じゃが(新土豆)2.4元/斤などです。

あと、あらかじめ、ひと塊になっている野菜類については、そのまま、レジに持っていけます。例えば、一盒(イーハー/一盛り)はプラスチックの受け皿に入っている場合、一袋(イータイ)は、網の袋に入れられているといった具合です。

また、端的に、一个(一個)◯◯元、というのもあります。(以下、紫の西洋タマネギ(红洋葱))

個別で中国の野菜を紹介

次に、以下、個別で中国の野菜を、紹介してみましょう。広東省は南国ゆえ成長が早いためか、きゅうりでもナスでも、非常に大きいのが特徴です。

青モノ野菜

チンゲン菜(青梗菜)

チンゲン菜(青梗菜)は、中国の食卓には、欠かせない野菜の一つで、パリパリとした食感が特徴。

ご飯物、ラーメン・・・・とにかく、いろいろなメニューの中に、これが入ってます。

 

チンジャオ(青椒)
青椒(チンジャオ)は、用途が非常に多く、日本でも、チンジャオロース(青椒肉丝)などは、ご承知のとおり。

 

パクチー(香菜/シャンツァイ)

パクチーあるいはコリアンダーという名前でお馴染みの「香菜(しゃんつぁい)」ですが、中国、東南アジアでは、欠かすことができない食材です。

ビタミン、ミネラル豊富で、ご飯物や麺類の上に、ふりかけられていることが多いですが、においに独特のクセがあるので、結構、好き嫌いが分かれる食材です。

 

豆苗(トウミャオ)
これも中国では欠かせない食材。

茹でて食べると、あっさりとした感じで、非常に美味しい。

 

トマト(西红柿,番茄)
中国のトマトは、一般的に皮が硬く甘みも少ないので、生で食べてもあまり美味しくないです。

というより、中国では、そもそも冷えたトマトを生のまま食べる習慣があまり無いです。

中国では、トマトといえど熱を加えて食べるほうが一般的で(卵と炒めて食べる「番茄炒蛋」など)そのため、熱を加えて調理しても、形が崩れないよう、硬いモノが多いのではないかと推測します。

パプリカ(红辣椒)
食べ物というより、もはやプラスチックのおもちゃのよう。魔法おこせてしまいそうですね。

 

瓜 類

中国の瓜モノは、とにかく長くて太いのが特徴。

きゅうり(青瓜/チングァ)、ゴーヤ(苦瓜/クーグァ)など、グラデーションも色鮮やかです。

 

以下、かぼちゃ(南瓜/ナングァ)と、ゴーヤ(苦瓜/クーグァ)のコラボレーション。あまり似ているとは思えないですが、どちらも瓜ということで、いっしょにされてます。

 

なす(茄子/チエズ)
とにかく、こちらのナスは巨大で、その見た目に圧倒されてしまいます。

味は、大味ですが、中華料理との相性は抜群で、肉との炒め物がかなり多いです。ただ、ナスに油がたっぷり染み込んでいるので、調子に乗って食べていると、メタボ街道一直線になってしまいます。

瓜の仲間ということからか、茄瓜ということもあるようです。写真には、凉瓜,青瓜,茄瓜,南瓜,冬瓜の表記が見えます。

きゅうり(青瓜/チングァ)
こちらの、きゅうりは、とにかく、長くて大きいです。

このスーパーは売り場も大きいので、野菜も、このとおり特盛り。

 

 

トウガン(冬瓜)
日本では、あまり見かけないもので、一個単位だと、あまりに大きすぎるので、このように、輪切りにしたものを、ラップして売るのが通例。

そのままだと、小型爆弾並みの大きさになります。(香港の市場にて)

 

根菜類

左から、ごぼう(牛蒡/ニューバン)レンコン(藕/オウ)、にんにく(大蒜/ダースァン)、たけのこ(竹笋/ジュースン)

ちなみに、中国のにんにくは、あのニンニク特有の匂いがないです。

   

紫イモ(紫薯/ズーシュー)
南方の特産として「紫イモ」なるものがあります。見かけは、さつまいもとそんなに変わらないですが、皮だけでなく、中身まで紫色をしてます。紫イモジュース、紫イモパン、紫イモポテトチップなど、イロイロな商品に応用されてます。

ウオスン(莴笋/ウォスン)
ウオスン(莴笋)(あるいはマイスン(麦笋))は日本では見慣れない野菜です。

」だから、たけのこ(笋)の一種だとは思いますが、食べたことがないです。

茎レタスという別名があるようで、茎を食べるもののようです。

ラッピング野菜

近年、中国でも、あらかじめ、きれいにラッピングされた野菜が増えてきました。

山盛りのものよりも値段はやや高めですが、粒がそろっていて、見栄え良くなってます。

値札もついているので、日本と同じ感覚で、そのままレジに持っていって構いません。

有機野菜

中国では、富裕層を中心として、有機野菜も、一定はの需要があるようです。ただ、値段は非常に高いです。

ここのスーパーは、高級路線ですが、有機野菜は特に高いようで、例えば、ニンジン(胡萝卜/フーローボ)27.8元/包、320グラム  斤あたりに直すと、43.4元/斤(850円)!!

一瞬、桁を間違えたのか?と思いましたが、これで正しいようです。ウォルマートとかで、普通に売っている野菜の10倍くらいの値段がついてます。