深圳南山のアート空間「OCT-LOFT」について

深圳というと、あまり文化的なイメージがないのですが、それでも、探すといろいろでてきます。

先日、南山にあるOCT-LOFT(華僑城創意文化園)」というアートっぽい場所?にでかけてきたので、ちょっと、紹介してみたいと思います。

「OCT-LOFT」というのは、南山区の華僑城(OCT)にある旧工場地区を改造してつくられたもので、アートギャラリーや劇場、レストランやカフェ、書店など文化施設が集まっていて、ちょっとしたアート空間になっているところです。

ちなみに、OCTとは「Overseas Chinese Town」の略で、華僑の街(城市)くらいの意味ですが、華僑城集団という、国有企業グループによって開発されているようです。

深圳のアートゾーン「OCT-LOFT」について

まずは、地下鉄で最寄り駅の「僑城東(ちゃおちゃんどん)」駅で下車。貸自転車にまたがって、走り出します。この貸自転車ですが、どこの駅前にも置いてあるので、気軽にサイクリングでき、重宝します。

 

こういう「LOFT」の文字のオブジェがあるところを右折。たぶん、ここだろうと、一本道をまっすぐ進みます。

 

南山区のこのあたりは木々が鬱蒼としていて、やはり羅湖とは大違いですね。深圳は亜熱帯なので、本当は、こういう感じが普通なのかもしれません。南国に住んでいるんだなと再認識させられます。

「OCT-LOFT」 南区

2-3分ほどで「OCT-LOFT」のゲート前に到着。「特色文化街区」と書いてあります。

園内は、大きく「北区」と「南区」に分かれていて、さらに「北区」はA~D、「南区」はE,Fみたいなセクションに振り分けられているようです。現在は南区の中の「F2」というところにいるようです。至る所にこういう標識が立っているので、今、どこにいるのか、すぐにわかります。

早速、中に入ってみます。ここは、自転車に乗っていても大丈夫のようです。(通常、こういう地域では自転車禁止が多いですが)

構内はこんな感じで、倉庫を改造したようなギャラリーとか、カフェが立ち並んでいて、いかにもな感じがあふれてます。

「アイス」という日本語も見えます。深センは基本的に暑いので、涼むところが多いのは助かります。

 

アート系の書店も。

階段を上がったところ、風変わりなカフェ。

道をはさんで、北区へ移動します。関係ないですが、ファミリーマート(全家)が二軒もありました。

 

「OCT-LOFT」 北区

北区入口。入り口脇の木。夜になるとライトアップされて、きれいでしょうね。

このあたりは、A区にあたるようです。おばちゃん(おねえさん?)ら四人衆が、楽しそうに撮影中。香港人かな。

 

大学のキャンパスの雰囲気もあります。

 

このあたりで写真展をやっているらしく、前にテントがあって、カメラとかを販売をしているみたいでした。

こんな感じで写真撮影をしているグループをよく見かけます。

  

さらに、北にもありましたが、特に何もなさそうなので帰ることに・・・

「OCT-LOFT」 ユースホステルも

途中、恩平街という通り沿いに、ユースホステル深圳侨城旅友国际青年旅舍(Shenzhen Loft Youth Hostel))がありました。なるほど、確かにここは、そういう感じの場所ではありますね。

深センには、ここ以外にも、いくつかユースホステルがあるようですが、ユースホステルによって、値段が違ってくるようです。(cozycozyというサイトで検索できます。)

ちなみに、私事で恐縮ですが、自分も、若い時(20年以上前)、旅行でユースホステル、利用したことが使ったことがあります。主に、ヨーロッパを回るときですが、あっちは物価が高いので、ユースホステル、重宝します。

自分は、値段が安いからという理由だけで利用してましたが、ユースホステルだと、相部屋になるので、他国のルームメイトと交流したりできるということもあって、そういうのが好きな人にはいいかもしれません。

 

以上、敷地は、意外に狭いので、ざっくり見るだけなら、一時間もあれば十分でしょう。結局、絵とかどこにあるのかよくわかりませんでした。写真展みたいなものも、やっていたようですが、一般庶民が、気軽に入れるようなギャラリーみたいなのは、なかったです。

以前、北京に行ったときに「798」だったかの芸術村みたいなところに行ったことがあって、そんな感じかなと思ったのですが、さすがに、深圳では、とてもじゃないが、あの規模は無理でした。やはり、学生さんとかがいないと無理なのかなと思います。

まあ、ガッツリ、アートを堪能するというよりは、散歩がてら、アートっぽい雰囲気に浸りたいくらいの感じの場所なのかもしれません。ちなみに、中国人に聞いた話では、毎月の第一週末、第三週末は、イベントみたいなものもやっているとのことですが、人が少ないほうがいいなら、平日午後とかのほうが、オススメです。

「OCT-LOFT(華僑城創意文化園)」へのアクセス

地下鉄「僑城東」駅、徒歩10分程度。A出口をでて、深南大通沿いを西へ行って、

その後、「LOFT」の文字のオブジェや、ヤシの木がいっぱい並んでいて、ガソリンスタンドがある一画(写真)を右折して、一本道を北上していきます。

 

 

ちなみに、深センには「大芬村」というアート村があるので、興味がある人は、のぞいてみるのも面白いでしょう。ただ、名画のレプリカなどを大量生産しているアート工場?みたいなところなので、商業的な傾向が強いです。「部屋の壁が殺風景なので、壁に飾る絵が欲しいなー」とか、ちょっとしたアートが欲しいときは、いいでしょう。

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