中国の携帯電話 購入と支払い方法について

2021年5月11日

中国に来たら、まずはともあれ、用意しなければならないのが、中国の携帯電話です。

電話をかけるということももちろんですが、中国では、電話番号が個人の身分証と1対1でリンクされているので、個人認証をするときに、電話番号は、必ず必要となります。

居住者はもちろんですが、出張者も、日本の携帯電話とは別に持っておくと、便利だと思います。

以下、携帯電話の購入から支払いの方法について簡単に説明します。

中国の携帯電話を用意する

まずは携帯電話を用意

先ず、携帯ですが、SIMフリー携帯を用意します。中国、香港で買った携帯電話は、基本、SIMフリーと考えていいです。

購入場所は、中国移動などのショップでも買えますが、市内各地に、携帯端末メーカーの系列ショップがあるのでそこで買ってもいいでしょう。またネットで買うことも可能です。

ちなみに、中国でよく買われているスマホ(智能手机/じーのんしょうじー)の機種は、苹果(アップル)のアイフォーンはもちろんですが、アンドロイド携帯も多いです。三星(サムソン)、小米(シャオミ)、華為(フアーウェイ)、OPPOなど、ハイエンドモデルでなければ、割と安く購入できます。(写真は華為(フアーウェイ)の携帯ショップ)

SIMカード(SIM卡)を買って、携帯番号をもらう

次に、SIMカード(SIM卡)を買い、携帯に差し込みます。SIMカードは、中国では小さな売店(写真)で売っていますが、日本でも、あらかじめ購入できるようです。

中に、電話番号が入っていますので、それが自分の携帯番号となります。中国の携帯電話番号は、11桁もあります。

SIMカードですが、通信会社(以下の三社)ごとに、電話番号が割り振られています。

  • 中国移動(チャイナモバイル/じょんぐおいーどん)
  • 中国聯通(チャイナユニコム/じょんぐおりぇんとん)
  • 中国電信(チャイナテレコム/じょんぐおでぃえんしん)

どこにしても、大して変わりはないとは思いますので、とりあえず、最大手の「中国移動(チャイナモバイル)」にしておけばいいと思います。

買ったSIMカードを、携帯に差し込めば完了です。

支払い方法は、二通り

次に、電話料金の支払い方法ですが、「基本使用料、月額固定のプランに加入」するか、「プリペイド方式で支払う」という2種類あります。

月額固定プランに加入する場合

中国移動の番号をもらったら、近くの中国移動(チャイナモバイル)のショップ(写真)へ行き、各種プランに申込みます。「全球通」など、いくつかプランがあります。

基本使用料は、月額固定で(全球通で60元くらい)、あとは電話の使用量に応じて加算され、スマホ上で、引き落とされます。

データ通信(流量/りゅうりゃん)については、普通に使っているぶんは、特に問題ないと思いますが、スマホでネットを頻繁に使用する人は、上限を、しっかり確認しておくとよいでしょう。

プリペイド方式の場合

出張者や旅行者の非居住者の方は、プランに加入する必要はなく、プリペイド方式でいいと思います。

SIMカードを買って、電話番号をもらったら、コンビニなど近くの売店でチャージ(充値/チョンジー)してもらいます。店に電話番号を告げただけで、勝手にやってくれます。

日本からの短期出張の場合、日本の携帯電話とは別に、一台、ローカル携帯を持っておかれると便利だと思います。

国際電話はIP電話で

最近は、日本と中国で通話をするにしても、スカイプとか微信とか、ネット上で無料の通話手段があるので、国際電話を使うことは少なくなってきたかもしれません。

ただ、ネットが使えないなど、電話を使わなければならない場合、IP電話にするといいでしょう。国際電話代が、かなり安くなります。

いろいろ、種類があるようですが、自分は、以下の数字を上につけて、電話しています。通信会社では、こういうことをわざわざ教えてくれないので、国際電話の場合、重宝します。

12593-0081(日本)-(相手の番号)