「無限流量電話カード(データ通信カード)」 ~日本へ一時帰国するときの通信手段について

2021年5月12日

海外に在住している人が、日本に一時帰国するとき、どういう方法で、スマホでネットを使っているでしょうか?

もちろん、すでに、日本の電話がある人は、別にいいのですが(そういう方は以下の文章はスキップしてください。)、日本の電話を持っていない人の場合、わざわざフリーの Wi-Fiスポットで、ネット接続するのは面倒だし、かといって、わざわざ、日本用にスマホを準備して、契約をしてというのも、そんなに日本に帰らない人にとっては、無駄な気がします。

そういう方には、无限流量电话卡(データ通信カード)というモノがあるので、紹介してみたいと思います。

これは、中国人が日本に行くときに、よく使っている方法で、中国人の知り合いに教えてもらったのですが、電話は使えないが、インターネットだけは使えるというもので、割と便利です。

イメージ的には、日本にいる人が、海外に出かけるとき使う「イモトのWi-Fi」などの逆バージョンみたいな感じと思ってもらえばいいでしょうか。

もしかしたら、もっといい方法があるのかもしれませんが、とりあえず、こんな方法もあるということで、以下、紹介してみます。

「無限流量電話カード(データ通信カード)」 ~日本へ一時帰国するときの通信手段について

カードを購入する

まずは、无限流量电话卡(データ通信カード)の購入ですが、中国のネット上(天猫とか京東とか)で売っています。

電話はできない、データ通信(流量)専用カードで、利用期間によって、値段が変わるようですが、いずれにしても結構安いです。(7日(50元)、10日(70元))

とりあえず、自分の滞在期間に合わせて、選べばいいでしょう。(写真は10日のカード)

「無限流量」だから、ダウンロードしまくっても構わないということか?というと、そういうわけではなく、やはりデータには一定の制限はあるようです。ただ、動画を大量にダウンロードしたりとかしない限り、大丈夫そうなので、とりあえず、流量を気にせず使えるというのはありがたいです。

中身を取り出してみる

中身を取り出すと、このような感じ。

大きなカードをばらして、SIMを取り出します。あと、自分の携帯から、SIMカードの差しこみ部分(左)を、あらかじめ抜き出しておきます。

意外と手こずるのが、携帯からSIMカードを挿入する部分を引き出す作業かもしれません。

以下のような器具(下)が、同封されていますが、柄の部分がヤワなので、折れてしまったり、ちょっと頼りないところもあるので、代用品として、クリップの先の部分などを利用すると、ちょうどいいかもです。

 

SIMカードを携帯に挿入

SIMカードを挿入する部分に、SIMをおいてみると、こんな感じ。

あとは、これを携帯本体に差し込めばOK。即、使用可能になるはずです。もし、そのまま使えない場合は、携帯の「通話設定」などの設定が、以前のSIMの設定のままになっていないかどうか、チェックしてみてください。

あと、一旦、差し込んでしまうと、日数のカウントが始まってしまうので、SIMカードを本体に入れるのは、日本に到着して、実際に使い始める日にすればいいでしょう。

微信(ウィーチャット)など、スマホ上のアプリは、そのまま使えるので、心配する必要はありません。

もとのSIMカードは厳重に保管

ちなみに、取り出したあとの、中国移動のSIMカードは、抜いたあと、厳重に保管してください。もとのカードをなくしてしまっては、元も子もありません。大きめの袋に入れ、わかり易い場所に保存しておきましょう。

以上です。

これよりも、いい方法があるかもしれませんが、まあ、とりあえず、こんな方法もあるよということで紹介してみました。

日本には、あまり帰らない。帰ったとしても、日本滞在中、電話はほとんど使わず、基本的に、ウィーチャット(微信)で、連絡したりする程度という人は、いいのかなと思います。(まあ、現地化がすすんでいる人ですね。あまりいないかもしれませんが・・・)