中国から香港へ行く際の「イミグレの出入境手順」について

2025年2月7日

以下、中国から香港へ行く際の「イミグレの出入境手順」について、2025年2月現在の状況にかんがみて、書き直しました。「深圳の主なイミグレ(口岸)の特徴と出入境手順について・・・」の記事とほぼ重なりますが、ご容赦ください。

1 中国を出る
2 香港に入る
(香港観光・買物)
3 香港を出る
4 中国に入る

中国から香港へ行く際の「イミグレの出入境手順」について

1 中国を出る

先ずは、羅湖のイミグレへ。

地下鉄羅湖駅から、火車駅の大きな広場を横切って、イミグレのビルに入ります。このあたりのイミグレ周辺は、香港人の北上ブームの影響もあり、人も商店も多くなり、ミニバブル的な活況を呈しています。コロナ時代、ゴーストタウンだったことが信じられないくらいです。

途中「マッサージ、どう?」とか、呼び込みから、声をかけられると思いますが、無視して建物の中に入ると、いよいよ、中国側からの出境手続きです。

 

「中国出境」審査を受ける

次に、中国を出境する列に並びます。外国人用の有人レーンは、自動ゲートの右側のほうにあります。中国人もいっぱい並んでいるので、「外国人用の列の意味なくない?」と思ってしまいますが、まあ、中国なので、しょうがないでしょう。気にせずに並びましょう。

順番が来たら、係員にパスポートを提出するだけです。(出境の際は、カードの記入のありません。)

香港側へ移動

審査が終わったら、中国出境完了です。途中、税関(海関)がありますが、特に申請するものがなければ、そのまま通過します。

連絡橋(写真)を香港方面に向かって歩いていき、橋を渡り終える手前で、左手(香港人以外)に折れ、更に行くと、香港側の入境ホールに到着です。

 

2 香港に入る

次に、香港へ入境します。ちなみに、2024年10月16日より香港出入国カード記入が不要になりましたので、そのまま列に並びましょう。

「香港入境」審査を受ける

外国人専用レーンで入境審査を受けます。パスポートにはスタンプは押さず、入境日時がプリントされた小さい紙を挟んで返してくれます。

入境審査官から、何か聞かれることは、ほとんどないですが、たまに質問されるかもしれません。(名前とか)

香港地下鉄MTR羅湖駅へ移動

税関(海関)を通過して、通路をそのまま行くと、香港地下鉄MTR羅湖駅に到着。ここから、MTR東線で、香港市内まで出ることができます。駅構内には、コンビニや両替店があり、人民元から香港ドルへの両替も可能です。

イミグレ通過にかかる時間は、15分~30分くらいでしょうか。平日の午後とかだと、スムーズですが、休日や祝日の朝、夕は注意が必要です。特に中秋節、国慶節などの連休初日に移動する場合は、気をつけたほうがいいでしょう。

というわけで、「いざ、香港へ!」

 

一通り、観光と買い物を済ませたら、深センに戻ります。まずは、MTR東線で「羅湖」駅へ。

3 香港を出る

「香港出境」  自動ゲートから出境

MTR「羅湖」駅の改札を抜けたら、正面の香港人用のゲートを横目にみながら、右手の「訪客(visitor)」という案内の方向に進みます。「訪客(visitor)」というのは、中国大陸人、外国人などひっくるめて、香港に来ているものすべてを指します。要するに、香港人以外です。

右手、かなり奥まったところに「smart departure」という自動認証システムがあるので、そこから出境できます。手前のゲートのガラスに、パスポートの写真のあるページを当てるとゲートが開くので中に進みます。さらに奥のゲートで顔で認証してOKなら、後ろのゲートも開きます。

中国側へ移動

審査が終わったら、連絡橋を渡って中国側に移動します。途中、免税店などもあります。

4 中国に入る

 

 

 

入境カードに必要事項を記入

次に、備え付けの入境カードに必要事項を記入します。カードのフォームが新しくなっていますが、表の記載事項については、以前と同じなので、特に迷うところはないと思います。

ただ、裏面にも、所属企業の名前とか、いくつか記載する箇所があるようで、自分は気が付かなくて、後で、管理員に口頭で聞かれてしまいました。

裏面の項目は、わからなければ、空欄にして、サインだけ入れておけばいいでしょう。

「中国入境」審査を受ける

中国入境は、外国人専用有人レーンに並びます。パスポートと入境カードを提出します。ちなみに、中国の日本人に対するビザ免除措置、再開されました。期間は30日間。(2024年11月30日~2025年12月31日)

指紋照合は、音声ガイダンスに従い指をガラスにあてます。「左手四本⇒右手四本⇒両手の親指」の順番ですが、右手以降は省略されることも多いです。指はOKサインが出るまで離さないこと。ちなみに、日本人だと、自動的に日本語の音声ガイダンスが出るので、心配は無用です。個人の国籍にあわせて、英語、韓国語、タイ語・・なんでも出るようです。

ちなみに、事前に登録しておくと、自動改札のほうから出られるので、よく利用されるかたは、登録しておくといいでしょう。

深セン側へ移動

職員からパスポートを受けとり、最後、税関(海関/はいぐぁん)に向かいます。

税関は、キャリーバックがあれば、センサーに通したほうがいいかもしれません。カバン一つくらいなら、特に何も言われないとは思いますが、もし職員にカバンの中身を見せるように言われたときは、素直に従いましょう。あと、卵など、生モノは没収されてしまう恐れがありますので、注意しましょう。

そのまま流れに従ってまっすぐに歩いていくと、深セン側に到着です。

 

以上で、終了です。

他のイミグレも基本的には、手順は似たようなものだと思います。

深センのイミグレについては、以下、参照してください。

深圳の主なイミグレ(口岸)の特徴と出入境手順について【羅湖・文錦渡・福田・皇岗・深圳湾・蛇口】