深圳南山の「何香凝美術館」に寄ってみました
「OCT-LOFT」から帰る途中に「何香凝美術館」という美術館にもよってみました。
ちなみに、美術館の名前になっている「何香凝(He Xiangning)」というのは、人(女性)の名前のようで、孫文(孫中山)との交流も深く、日本留学経験もあり、日本との縁も深い人のようです。(後述)
以下、簡単に紹介してみます。
深圳南山の「何香凝美術館」訪問
地下鉄1号線「華僑城(OCT)」駅(C出口)から、歩くこと5分、「何香凝美術館」に到着。
外観は、グレーとホワイトで、シンプルな感じ。当時の共産党総書記「江沢民」主席の名前も刻まれてます。
館内に入るとき、係員に、身分証のチェックをされるので、パスポートが必要です(もってきてよかった)。手荷物は、入り口横にあるロッカーの中に入れることができます。
美術館、正面玄関。
何香凝美術館の歴史
正面玄関の隣り、何香凝美術館のこれまでの歩みについて。「江沢民」「胡锦涛」など歴代の主席も訪問しています。
開館当時の新聞記事。(1997 年 4 月 18 日開館)
何香凝美術館 特別展
こちらは、何香凝さんの作品の展示ではなく、周思聪,卢沉という画家夫婦の特別展のようです。
団体客がいて、ガイドさんが解説しています。熱心に聞き入っています。水墨人物画が多いです。周恩来さんなんかも描いてますね。
女工さんの連作のような感じ。
もうひとつ、上の階に行ってみます。二人の経歴や書籍などの展示。
こちらは、矿工(鉱夫)を題材にした作品が多いようです。
このあたりは、さすがにちょっと重いかな
何香凝さん経歴
展示を一通り見て回って、一階中央まで降りてくると、この美術館の名前になっている「何香凝」さん自身の経歴や写真が展示されてます。(作品は見当たりませんでしたが。)
「何香凝(He Xiangning)」さんは、広州生まれで、清朝末期から中華民国、中華人民共和国までの、いわば激動の時代を生きてきた人です。(1878-1972)
芸術家であり、政治家でもあったようですが、日本との縁も深く、1903年夏から、日本に留学して、数年間、東京の目白女子大学(現:日本女子大)と本郷女子美術学校(現:女子美術大学)で学んだ経験もあるようです。
その頃、同じく来日していた「孫文(孫中山)」を訪れ、彼らメンバーとの交流も深かったようです。また中華人民共和国誕生後も、周恩来や毛沢東などとも交流があったようです。
1897年「廖仲恺」と結婚。のちの中日友好協会初代会長「廖承志」は長男。
詳細については書きませんが、近代中国の建国と深く関わってきた人のようです。このあたりの歴史を深掘りすると、結構、興味深いです。
何香凝美術館 アクセス、営業時間など
9:30~17:00(入館は16:30まで)
月曜定休(祝日を除く)
入館するときに、パスポートが必要です。
地下鉄1号線「華僑城(OCT)」駅、C出口から西へ徒歩5分程度。美術館の真ん前に、このような、真ん中が膨らんだようなビルが立っています。
ちなみに、館内は喫茶コーナーみたいな場所があります。自販機もなく、ウォーターサーバーが一台あるだけです。
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