深センのいわゆるニセモノビル「羅湖商業城」、ひそかに復活中
先日、香港に行くときに、少しだけ、羅湖イミグレ隣りにある「羅湖商業城(ろーふ・しゃんいえちゃん)」に寄ってみましたが、かなり復活している感じがしました。
コロナ禍で、イミグレが閉鎖していた時期は、ゴーストタウン状態でしたが、イミグレが再開してからは、店もどんどん再開して、かつての賑わいを取り戻しつつあるようです。実際、あの辺りを少し通っただけで、わらわら人が寄ってきては「マッサージどう?」みたいな掛け声が、うるさいくらいかかります。
今回、ちょっとだけ、中の様子をのぞいてみましたので、以下、紹介してみたいと思います。
いわゆるニセモノビル「羅湖商業城」について
「羅湖商業城」は、羅湖イミグレを出てすぐ、前方にある、エメラルド色のビルになります。
ここで売られているのは、宝飾品・時計・オーダーメイドの服や中国のお土産で、あとは、ネイル、マッサージなど娯楽施設やレストランなども多いです。
一般の商場と違って、いかにも、観光客用という感じで、実際、香港人や外国人の旅行者が多く、地元の人間はあまり行かないのではないかと思います。
イミグレ方面から、建物の中に入っていくと、まず二階に、広東省各地に向かう、バスのチケット売り場があります。一階(地上)が、バスターミナル(汽車駅)になっています。
そこを抜けると、中央にあるホールっぽいところに出ます。吹き抜けになっていて、広告の文字だらけ。真ん中にえぐい螺旋階段があります。
ホールの両脇には、ガラス張りの小さな店が、通路の両脇に、アリの巣のようにびっしりとひしめいてます。まずは適当に歩いて、面白そうな店があったら、入ってみるのもいいでしょう。というか、じっと眺めていたら、向こうから声をかけてくると思います。
ちなみに、ここは、原則、値段交渉可能ですので、そういうのが好きな人はいいかもしれません。最近は中国でも、あまり値段交渉をしてモノを買うということが減りましたので、まあ面白い体験になるかも知れません。
最初は、高めの値段を吹っかけてきますので、自分の納得できない値段を提示されたら、店を立ち去るふりすればいいでしょう。追いかけてくれば、さらに交渉、追いかけてこなければ、それ以上は、安くならないということです。店舗はたくさんあるので、気に入らなければ、気に入る店に当たるまで、根気強く探すのもよいでしょう。値段交渉など簡単な英語であれば通じる店も結構あるようです。
ちなみに「ニセモノ時計あるよ」でお馴染みのコピー品に関しては、自分はよく知りません。表立っては販売できないので、一見するとそういった商品は置いていないかのように見えますが、なかにはこっそりと販売している店もあるようです。また、一口にニセモノ時計といっても、グレードというものがあり、本物により近い精巧なものほど高い値段がついているようです。
当然のことながらニセモノ商品は、香港に持ち帰るときに税関で発覚すると、没収されたり、場合によっては罰金を受ける恐れはあります。自己責任でお願いします。
2階、3階と上がるに連れ、シャッター通りが増えてきます。閉店しているのか、開店前なのかは不明。時刻は12;00少し前で、シャッターの鍵を開けている店主が結構いたので、これから営業をするところなのかもしれません。
さらにあがっていくと、こういうオーダーメイドのチャイナドレス(旗袍/ちーぱお)などを、作ってくれる布屋さんがいっぱいありました。
こういうオーダーメイド店は、結構、なんでも作ってくれるようで、だいぶ前、知り合いの日本人が、社内の余興かなんかで、PPAPのダンスの衣装を頼んで作ってもらったという話を聞いたことがあります。
お茶とか土産物の店。赤い文字が時代がかってます。
「丹桂軒(たんぐいしぇん)」が、2月26日から再開していたようです。ここは、飲茶(やむちゃ)が美味しい店で、お昼は結構混むので、予約していないと、並んでいて入れないことがあります。このイミグレの店と、あと人民南の「新都酒店」の下に一軒あります。
一階に降りてみました。「大快活」も開いてました。香港人の憩いの場。
「羅湖商業城」 ロケーション
羅湖商業城は、羅湖イミグレ(羅湖口岸)を出てすぐの、エメラルド色がかった建物です。地下鉄1号線、羅湖駅下車すぐ、火車駅の向かいになります。
ちなみに、この羅湖口岸一帯は、火車駅、バスターミナル(汽車駅)等もあり、交通の要所となっています。
なので、人の出入りが激しく、治安が余りよくない場所です。携帯電話をすられた等、たまに聞きますので、身の回りの貴重品については、十分に注意を払いましょう。ショッピングを楽しむあまりに、自分の財布や携帯をすられていては、元も子もありませんので。
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