深センのイオン(永旺)について

2024年4月5日

深センにも、日本のスーパー、イオン(永旺)があります。

日本のイオンモールと同様、スーパーを中心として、ベーカリー、日用雑貨、外食店などなんでも揃っています。サイゼリア(萨莉亚)、吉野家など、日本でもお馴染みの外食チェーンを見かけることも多いです。

また、最近では「美団」などで、デリバリーのサービスも簡単に利用できるようになりました。

ちなみに、以前は「ジャスコ」(吉之島/じーじーだお)の名称も使われてましたが、現在は、イオン(永旺/よんわん)に統一してされているようです。

以下、深センのイオンについて、紹介してみます。

ちなみに、中信城市広場店、2023年末をもって、閉店したということです。残念です。

深センのイオン(永旺)について

イオンのスーパーですが、店内の間取りはゆったりとして、清潔感がありますし、接客もよく、やはり日本人にとっては、馴染みのある空間と言えるかもしれません。

ただ、そうはいっても、やはり中国なので、日本のイオンのような品揃えは、期待はできません。おにぎり、寿司、弁当、お惣菜など、一応、あるにはありますが、あまり期待しないほうがいいでしょう。まあ、モノを買うのはあくまで中国人ですので、仕方がないと思います。

ただ、他のスーパーよりも、現地生産の日本ブランド商品は多いです。例えば「サントリーウーロン茶」「ポカリスウェット」等、日本でおなじみの商品が手に入ります。

また、最近では「明治ブルガリアヨーグルト」など、甘みのないヨーグルトも登場し、中国人の感覚も、徐々にではあるが変わりつつある感じがします。

ただ「ブルガリアヨーグルト」にしてもそうですが、「フルグラ」「伊藤ハム」などの日本ブランド商品は、日本の同一商品より値段設定が高いと感じます。

しかも、昨今の円安とも相まって、円換算すると、さらに高く感じられるのが悲しいところです。

例えば、フルグラ 500g入りが、50元(1000円)とかですので、日本のフルグラは700-800g入っていて、もう少し安いと思いますので、単価的には、ざっとニ倍になるかと思います。

日本からの輸入品は?

イオンなので、日本からの輸入品コーナーも、もちろんあります。(というか、日本人的には、これがないとイオンに行く意味がない。)

例えば、カレーのルーとか、醤油、味噌などの調味料の類、コーヒー、インスタントラーメン、お菓子類にいたるまで、現地生産品では対応できないものを調達するのに便利です。

ただ、その分、日本からの輸入品は、値段設定が高めに設定されています(日本のニ倍くらいはする)。

答謝日(感謝デー)

イオンでは「答謝日(感謝デー)」という、割引セールが実施されることがあります(毎週火曜日)

商品が一律に安くなるほか、特売品もでるようなので、暇があれば、のぞいてみるのも良いでしょう。

ただ、感謝デーには、中国人で溢れかえっているので、ゆっくりと買い物ができないかもしれません。

 

デリバリーも 「美団」

出前サイト「美団(めいとわぁん)」に「永旺」のページが有り、そこから商品を購入することもできます。送料がかかるので、多少割高になりますが、非常に便利です。

ただ、商品については、やはり選択肢が少ない感じなので、思ったものがない場合は、店舗に行くしかありません。

あと、店舗ごとに、無料送付サービスも行っているようです。各店舗によって、送付の条件、送付時間、送付場所などが微妙に異なるようなので、各店舗で確認をしたほうがいいでしょう。一般には、100元以上の買い物で、イオン店舗のある区内と隣接区くらいまでは届けてくれるようです。

深センのイオン 店舗

現在、深セン市内に以下のようなイオンの店舗があります。古くからあった、中信城市広場店も、2023年末をもって、閉店ということで、深セン市内のイオンは、現在、以下の三店舗のみとなっています。日本人的には、ちょっと寂しい感じですね。

東湖店

かなり規模は大きく、食品スーパーだけではなく、日用品などもあり、かなり使い勝手がいいです。深セン東部地区からだと、ここが一番、近くなりますが、場所的にちょっと微妙な位置にあるので、そこが難点かもしれません。

場所:地下鉄5号線、7号線「太安」下車 B,C出口から徒歩5-10分

駅から南方面に歩くこと5-10分、「喜荟城购物中心」の西区にあります。場所的には、少し、わかりにくいかもしれません。

宝安中心店

宝安中心駅、近くに、巨大な「壱方城」というショッピングモールがありますが、道路を挟んで、その向かい側にあります。

場所:地下鉄1号線5号線「宝安中心駅」下車。

丹竹头店

場所:地下鉄3号線、丹竹头(たんじゅーとう)駅B出口。

中信城市広場店 閉店

 

日本食材、購入方法

もし、イオンが近くになく、日本の食材、商品が欲しい場合は、以下のような方法でも購入可能です。

他のスーパー

○TaSTe(香港系)・・・割りとイオンに似たような、品揃え、価格帯といってもいいかもしれません。輸入食品のコーナーが有り、日本の食品も一定数あります。(地下鉄「国貿」駅など)

○オーレ(Ole)・・・高級スーパーですが、割りと、日本の食品が置いてあります。(大劇院駅「万象城」内、世界の窓駅など)

日本食材の専門店

南山の蛇口とか、日本人が多い地区であれば、現地在住日本人を対象とする日本食材の専門店もあります。ただ、できても、すぐに無くなってしまうなど、経営的に不安定な店もあるようです。

デリバリー

「美団」「饿了么」など、従来の出前サービスを始め、「天猫」「京東」などECサイト、さらには生鮮食品専門の「叮咚买菜」など、デリバリー(外送/わいそん)は、コロナ禍において、いっそう中国の一般庶民に浸透しています。

個人的にも、お米とか重いものは、店舗に行かず、ネットで買ったりするようになりました。日本の食材については、取り扱いは少ないですが、探して見る価値はあるでしょう。

香港のイオン

現在(2022年6月)、コロナ禍ということもあって香港には行けませんが、本来であれば、日本の食材を買うのであれば、香港のイオンのほうが絶対によいでしょう。

品揃えも豊富だし(日本の納豆とか豆腐もある)、同じ商品でも大陸側より安いです。

早く、香港と行き来できることを願わんばかりです。

写真:ホンハム(红磡)のイオン(大きな船が目印)

香港イオン(永旺)のサイト