中国で健康診断(体検)を受診する手順について
中国で働く際、新規で就労ビザが必要となりますが、その際に必要となるのが健康診断(体検/てぃーじぇん)です。
以下、ざっくりとですが、健康診断受診の流れについて、紹介してみたいと思います。
中国で健康診断(体検)を受診する手順
健康診断は、どこでも受診すればいいというものではなく、指定された病院に行って受信しなければなりません。(深センは、深圳口岸医院、場所は記事一番下)中国語が不安なかたは、誰か、中国人スタッフに付き添ってもらうのがいいでしょう。
1 先ずは、必要事項を記入して提出
まずは、受付で、番号札と申請用紙(中国語と英語の表記)をもらいましょう。外国人は黄色い申請用紙になります。
あと、この用紙の他にパスポートと証明用写真が必要です。写真を忘れた場合でも、廊下の突き当たりにスピード写真(20元)があるので、そこで撮影すればいいでしょう。
2 認証を受ける
受付(写真)で自分の番号が呼ばれたら、記入した申請用紙とパスポート、証明用写真を出して認証を受けます。
3 料金を支払う
手続きが完了したら、左側にある窓口(収費)で支払いを済ませましょう。中国の病院は、前払いが普通です。
料金480元(約9,500円)、受け取りは約1週間後(最新の価格については窓口で確認ください。)
急ぎの場合は、料金割増しでスピード受け取りも可能です。
4 登録する
個別の検査を受ける前に、受付(登記)で、登録して、具体的な検査項目の記入された用紙をもらいます。
5 検査を受ける
検査は、どこから行ってもいいですが、空いていそうなところから行けばいいでしょう。
採血
今回の健康診断では、採血が一番、検査らしい検査といえるかもしれません。採血を終えたら、しばらくは、注射の跡を押さえておきましょう。行き先がわからないときは、そこいらにいる、たすきをした看護師さんに訪ねればいいでしょう。
B超検査
腹部にヌルヌルの液体をかけてぐりぐりするヤツ。
五官科 視力と色盲検査
視力検査は、日本と違って「ヨ」という形がどちらに開いているかで調べます。「ヨ」だと左、「E」だと右。になります。
中国語で「上、下、左、右」といえなければ、ジェスチャーでやればいいようです。
あと、色盲検査もありますが、絵本のようなものを見せられて、そこに書いてある数字を読めればOKです。特に、問題なければ、一瞬で終わります。
身長・体重と血圧
内科か外科で、身長・体重、血圧を計測。上着脱がずに、服の上から聴診器を当てたりと、かなり横着です。
レントゲン
胸透(レントゲン)検査も、上着をつけたまま。
専用のガウンもなければ、レントゲン台にしっかりと上半身を固定させて「吸って、はい、息を止めて」という指示も無し。
しかも、レントゲン室、廊下から見えとるし。すべてがテキトー。
心電図
ここだけは、胸に測定装置を挟まなければならないので、さすがに上着を半分脱がなければなりません。
尿検査
尿検査はトイレの隣りにあります。尿検査用のプラスチックの小型カップ(底が浅いので非常に心もとない。)が用紙についているはずなので、トイレに入って、そこに用をたして、トイレ隣り前にある大きなトレイに置くだけです。
しかし、トレイは、通路脇に無造作に置いてあるだけなので、誰かがいたずらして、何かの液体を混入したとしても、わからないですね。
しかも、他人の尿、丸見えでプライバシーゼロ、もちろん、男女の別もありません。
以上、全行程30分くらいで終了、しかも、ほとんど待ち時間なので、正味の検査時間は10分くらいでしょうか。中国人のはしょり精神がいかんなく発揮されてます。
しかも、検査技師が、とにかく早くまわしたいのか、終わったしりから、次の人間を入れようとするので、全くプライバシーも何もありません。一応、カーテンで仕切るなどしてはいるものの、ゆるゆるで、すべての検査は、男女一緒に行われているので、ちょっとプライバシーへの配慮が足りない感じがします。
自分は男であるから、別に構わないですが、女性の場合は、気になる人は気になるでしょうね。まあ、男女の別け隔てをしない中国だからしょうがないのかもしれませんが・・・
6 結果をうけとる
検査結果の受け取りは、約1週間後。現地に受け取りに行くこともできますが、デリバリー(快递)してもらうのが、一般的でしょう。
受付で、専用の申込用紙を貰って、自分の住所と電話番号を記入して、提出すればよし。料金は20元
深圳口岸医院へのアクセス
深センの健康診断の指定病院である深圳口岸医院へは、地下鉄7号線「赤尾」駅から、滨河大道沿いに、南西方向へ5分ほど歩いて、大通り南側の社区内にあります。(バスなら「岗边村」あるいは「福滨新村」)
門をくぐって、右手前方の建物が病院です。健康診断の受付は建物三階です。
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