中国華南初、深セン「蔦屋書店」に行ってきました。

2023年2月22日

最近、ようやくコロナの感染状況も落ち着きはじめたので、先日、地下鉄に乗って、深センの「蔦屋書店」に行ってきました。

深センの蔦屋書店は、2021年の暮にオープンで、華南地区としては初の店舗のようです。場所は、地下鉄「下沙」駅近く「中洲湾C Future City」といういかにも、近未来型の商業施設の中にあります。

まあ、今更という感じですが、簡単に紹介してみたいと思います。(ちなみに「蔦屋(茑屋)」は、中国語で「にゃおうー」)

深セン「蔦屋書店」 店内の様子

地下鉄「下沙」駅から、歩くこと7-8分。大きなクマ?のオブジェの脇にある、エスカレーターを降りていくと、下に、蔦屋書店の入り口があります。脇には、電子の滝なんかがあって、いかにもという感じの場所ですね。

 

入り口から入ると、まず目に飛び込んでくるのは、「蔦屋カフェ(茑屋咖啡)」の文字。カフェは結構、人で混んでいます。

店内は、とにかくきれいで清潔感溢れる感じ、天井も高く通路も広いので、ゆったりしていて過ごしやすそうです。大きさ的には、中型(約2,000平方)という感じでしょうか。平日でしたが、まずまずの人の入りです。

広々とした店内。天井の空調ダクトが斬新ですね。売り場は、芸術、人文科学、子供、IP、文学、仕事と生活、生活などのジャンルに分かれています。

照明とか、仕切りに「和」の雰囲気が、そこはかとなく漂っています。

女性客が、結構多いです。

やはり、蔦屋だけあって、日本関連の本も多いです。ただ、ほとんど中国語の本というのが、日本人的には残念。「羽生結弦」本とかも、きっちり置いてますね。

わずかながら、日本語の書籍もありました。

美術関連の本が多いです。

 

 

アニメ関連グッズ(鬼滅の刃)もあります。中国人は、スラムダンク、めちゃくちゃ好きですね。

文具、ファッション、陶器、絵画、工芸品など

今年の干支うさぎにちなんだグッズも。

入口付近

全体の印象としては、本屋さんというよりは、本を中心とした、雑貨、アート、デザイン、カフェなどの、文化的複合空間という感じでしょうか。半分くらいは、本屋。残りの半分が、カフェと雑貨、アート、デザイン関連という感じですね。

昨今、出版不況と言われる中で、書店が生き残っていくためには、やはり、こういう体験型の空間になっていくしかないのかなと思います。居心地は良さそうなので、本やファッション、美術関連が好きな人は、半日くらい過ごせてしまいそうです。

ただ、蔦屋とはいえ、やはり中国なので、当然ながら、日本語の本については、ほとんど扱っていないのが残念なところではあります。自分は、書店という空間が好きなので、日本にいるときは、しょっちゅう、書店をぶらぶらしてましたが、中国にいると、そういう楽しみがないのが悲しいところです。

もちろん今は、海外にいても、キンドルで電子書籍を買ったりはできますが、それでも、仕事帰りや休日に、本屋さんで、なんとなくブラブラする楽しみというのとはちょっと違う感じがしますね。

深セン蔦屋書店 営業時間と場所

営業時間

日曜日~木曜日 10:00~22:00

金曜日、土曜日 10:00~22:30

場所

地下鉄9号線「下沙」駅下車、B出口、徒歩7-8分、「中洲湾C Future City」地下二階。

「中洲湾C Future City」は、「KK ONE」というショップングモールの東隣り(上沙寄り)にあります。

「中洲湾C Future City」については、以下のページを参照ください。

電子回廊に黒ピカチュウ、深センの近未来シティ「中洲湾C Future City」探訪