中国華南初、深セン「蔦屋書店」に行ってきました。

2025年12月26日

先日、深センの「蔦屋書店」に行ってきました。

深センの蔦屋書店は、2021年の暮にオープンで、華南地区としては初の店舗のようです。場所は、地下鉄「下沙」駅近く「中洲湾C Future City」といういかにも、近未来型の商業施設の中にあります。

まあ、今更という感じですが、簡単に紹介してみたいと思います。(ちなみに「蔦屋(茑屋)」は、中国語で「にゃおうー」)

※ 先日(2025年10月頃)、再度、訪問しましたが、展示内容がかなり変わっていましたので、以下、加筆修正します。手短に言えば、美術本とか、雑貨などが少なくなり、その分、アニメ関連本にシフトしたような感じになっておりました。

深セン「蔦屋書店」 店内の様子

地下鉄「下沙」駅から、歩くこと7-8分。大きなクマ?のオブジェの脇にある、エスカレーターを降りていくと、下に、蔦屋書店の入り口があります。脇には、電子の滝なんかがあって、いかにもという感じの場所ですね。

 

動画(2.9M)

エントランス

おしゃれっぽい入口 動画(2.6M)

蔦屋カフェ

から入ると、まず目に飛び込んでくるのは、「蔦屋カフェ(茑屋咖啡)」の文字。カフェは結構、人で混んでいます。

店内 概観

店内は、とにかくきれいで清潔感溢れる感じ、天井も高く通路も広いので、ゆったりしていて過ごしやすそうです。大きさ的には、中型(約2,000平方)という感じでしょうか。平日でしたが、まずまずの人の入りです。

広々とした店内。天井の空調ダクトが斬新ですね。売り場は、芸術、人文科学、子供、IP、文学、仕事と生活、生活などのジャンルに分かれています。

照明とか、仕切りに「和」の雰囲気が、そこはかとなく漂っています。

女性客が、結構多いです。

日本語関連の本

やはり、蔦屋だけあって、日本関連の本も多いです。あと、日本語の本も結構、置いてありますが、中国語の書籍の中に混じって置いてあるみたいでした。

美術関連の本。

 

三体 中国のSF

アニメ関連本 大幅に増加

今回(2025年10月頃)訪問しましたが、前回2年前くらいに来たときに比較すると、アニメ関連本が大幅に多くなっていました。

動画(3.9M)

 

ドラえもん(哆啦A梦)

文豪ストレイドッグス(文豪野犬)  最近の画風ですね。文豪を題材にした漫画っぽいですが

涼宮ハルヒの憂鬱(凉宫春日的忧郁)、九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー(九井谅子涂鸦集:白日梦时间) これは漫画ではなさそうです

夏目友人帳・・・日本語版まである

安定のジブリ

鬼灭之刃(ぐいみえ ずーゆぇん) 鬼滅グッズ、強すぎ

スラムダンク(灌篮高手・ぐぁんらん がおしょう) 

中国語の漫画のようなものもありますね。動画(2.4M)

あとがき

全体の印象としては、本屋さんというよりは、本を中心とした、雑貨、アート、デザイン、カフェなどの、文化的複合空間という感じでしょうか。半分くらいは、本屋。残りの半分が、カフェと雑貨、アート、デザイン関連という感じですね。

昨今、出版不況と言われる中で、書店が生き残っていくためには、やはり、こういう体験型の空間になっていくしかないのかなと思います。居心地は良さそうなので、本やファッション、美術関連が好きな人は、半日くらい過ごせてしまいそうです。

ただ、蔦屋とはいえ、やはり中国なので、当然ながら、日本語の本については、ほとんど扱っていないのが残念なところではあります。自分は、書店という空間が好きなので、日本にいるときは、しょっちゅう、書店をぶらぶらしてましたが、中国にいると、そういう楽しみがないのが悲しいところです。

※ ちなみに、アニメ関連本が増えたことは、上でも話しましたが、同時に、日本の本も結構、増えた感じがします。

深セン蔦屋書店 営業時間と場所

営業時間

日曜日~木曜日 10:00~22:00

金曜日、土曜日 10:00~22:30

場所

地下鉄9号線「下沙」駅下車、B出口、徒歩7-8分、「中洲湾C Future City」地下二階。

「中洲湾C Future City」は、「KK ONE」というショップングモールの東隣り(上沙寄り)にあります。

「中洲湾C Future City」については、以下のページを参照ください。

電子回廊に黒ピカチュウ、深センの近未来シティ「中洲湾C Future City」探訪