深センの「ファミリーマート(全家)」をざっくりとご紹介

2021年6月12日

深センにも「ファミリーマート」「セブンイレブン」など、日本でもおなじみのコンビニ「便利店」(びえんりーでぃえん)が、進出しています。

中に入ると、とにかく、明るく清潔で、内装や間取りも日本のコンビニと変わりなく、一瞬「ここは日本ではないか!!」と錯覚してしまいそうなほどです。

しかも、日本のコンビニ同様、商品棚は徹底的に無駄が省かれ、店員の接客もきっちりとしています。また、最近では、イートインスペースなどの設置も当たり前になってます。

ただ、利用してみると、やはり日本と同じというわけにはいかないようです。以下、深センのファミリーマート(全家)について、簡単に紹介してみたいと思います。

深センの「ファミリーマート(全家)」

パン・サンドイッチ

はじめに、パン類ですが、あまり期待しないほうがいいかもしれません。食パン「超熟」もパッケージは日本風ですが、薄っぺらくて美味しいものではないです(一般的に、中国の食パンは薄いです。)菓子パンもあまり気の利いたものはありません。

パン類は、ガッカリ度高めといえるでしょう。ただ、断っておくと、パンがまずいのはファミマのせいではなく、中国全体がそんな感じなので仕方ない面があります。

海苔巻なのか?ロールケーキなのか?意味不明なのも・・

同様にして、サンドイッチもガッカリ度、高めです。そもそもメニュー的に微妙というのもあるし、甘かったり、マヨネーズがべっとりと塗りつけてあったりとか、何かが違う感半端ありません。日本のコンビニにある、シャリシャリのレタスとか、そういうのは、物流とかの面でまだ難しいのかもしれません。

おにぎり・お弁当

おにぎりは、サンドイッチに比べると、そこそこ健闘はしていると思います。以下「シーチキンマヨネーズ」ですが、お米は、そこそこには食べられるレベルにまでなってます。ノリもパリパリで、コスパもいいです。(1個4元(65円))

お弁当は、買ったことありませんが、日本の弁当とは、そもそもメニューが違うので比較のしようがないです。

ただ、日本のコンビニで取り扱っているっぽいものもあります。以下「台式麻酱涼麺(台湾式胡麻ダレレーメン)」(日本のレーメンっぽいですが、タレが全然違う)、「日式荞麦凉面」(こちらは一応、日本の蕎麦のようですが、油断はできません。)ただ値段は12-14元程度と安いです。

レジの脇に、電子レンジがあるので、暖め(加热)ることもできるようです。

肉まん・おでん等

コンビニアイテムとして、欠かせないのが、肉まんやおでんの類でしょうか。

肉まんは、日本同様、カウンターの上にある保温機に入っていて、しかも、さすが肉まんの本場だけあって品種が豊富です。ただ、日本の肉まんとはメニュー自体が全く違うので、何が飛び出してくるかは、神のみぞ知る?といったところでしょう。値段は、2-3元程度とコンビニの中では一番安いです。

おでん(関東煮)、揚げ物もあります。こちらもローカル化が進んでいるようです。あまり過度な期待をセず、チャレンジしてみて「まあコレ位だったら、そこそこ食えるな」というメニューを、いくつか見つけていくのがいいのではないでしょうか。

スイーツ・アイス

大福、プリン等のスイーツも、一応、あります。ただ、コンビニスイーツ天国日本と比べてしまうせいか、かなり見劣りしてしまいますが、まあ仕方ないと思います。以前「日本に行くと、コンビニのスイーツやお菓子を食べすぎてしまう。」と言っていた中国人がいましたが、逆に言えば、日本のコンビニスイーツのあの品揃えは異常といえるかもしれません。

アイスクリームは、明治のアイスが結構あるので、とりあえずは、それを食べておくのが無難かと思います。(6-10元程度)ハーゲンダッツもありますが、なぜか中国のハーゲンダッツは、異常に値段が高いです。(ミニカップでも平気で25元(400円)位します)そのあたりを見越してか、最近では、ハーゲンダッツ風に作った中国製のアイスもあり、10元程度で、そこそこ食べることができます。

また、中国ならではのオリジナル商品もありますが、微妙なものも多いです。

以下、左から「肉松アイス」「塩卵入りアイス」「黒ビールアイス」。このあたりは、個人的には遠慮したいです。

インスタント麺・スナック類

インスタント麺(方便面)、スナック類もあります。そんなにローカルと変わりないです。たまに微妙すぎる日本語のついたスナックが置いてありますが、たぶん台湾製とかだと思われます。

ドリンク類

スタバ系のコーヒー飲料をはじめ、品揃えは結構いいです。また「ポカリスウェット(宝矿力水特)」「サントリーウーロン茶(三得利乌龙茶)」「リポビタンD(力保健)」など現地生産の日本商品は、結構安いです。

酒・たばこ

スコッチ、ワイン、白酒(ばいじゅう)など、酒類は結構、揃っています。

ビールもこの通り。キリンの一番搾り、アサヒスーパードライなど、現地生産品がいろいろあります。値段も日本のものよりずっと安いです。また、チューハイっぽいものもあります。

タバコは、カウンターの後ろにあります。

その他

食べ物以外では、スキンケア化粧品の類、文具や薬なども売っています。「無比膏」・・ムヒのことかな?

雑誌もあります。もちろん、ぜんぶ中国語で、しかも健全な雑誌であるということは言うまでもありません。

クレーンゲームとかも。もはや何でもありですね。

店内の施設

無人レジ(自動支払機)

最近、ファミマにも無人レジが導入されました。しかも、この無人レジですが、使ってみると非常に優れています。

一つは、最初にコードのスキャンをする必要がなく、いきなり商品に当てていけばいいということ。

もう一つは、支払いアプリの選択をしなくてもいいということ(微信でも支付宝でも、どちらのコードを当てても、読み取るようになっている。)

この2つの行程を省略しているために、爆速で支払いを済ますことができます。

飲食スペース

最近、コンビニは、大なり小なり、イートインのコーナーが店内に設置されています。ただ、場所にもよるのだと思いますが、うちの近所のファミマでは、夜は、学生のたまり場と化していて、大声で騒いでいるので、あまり気分のいいものではありません。

コンビニコーヒー

イートインコーナーと同様、徐々に浸透してきているのがコンビニコーヒーです。ラテ(拿铁)、カプチーノ(卡普奇诺)、アイスコーヒー(冰咖啡)など各種揃っています。

その他サービス(ATM、コピー、宅配便、公共料金支払い)

徐々に進化し続ける中国のコンビニですが、それでも日本のコンビニのように、万能ではありません。

まず、ATMやコピー機はありませんし、宅急便(快递/くゎいでぃ)サービスもないし、公共料金等の支払いもできないはずです。

というのも、中国の場合、上記のようなサービスは、わざわざコンビニで済ます必要性がなく、例えば宅配なら、アプリで業者に連絡をとれば、マンションまで荷物を取りに来てもらえるからです。

(一部地域ではあるかもですが、ちょっとわかりません。少なくとも深センでは無いです。  全家Family Mart—店舗検索

あと、外送(出前サービス)は、一定の商品を購入すれば、してくれるようです。

レジ袋

レジ袋は、言えば、もらえます。ファミマでは、だいぶ前からエコな素材のものになっています。

 

以上、ファミリーマート(全家)についてでした。

色々、書きましたが、やはり、日本本国と比べると、食文化自体が違うので至らぬ点も多々あります。しかし、十数年前と比較してみると、ここまでのサービスが享受できるようになっただけでも、すごいことだと感じざるをえません。

ファミマの進出は、従来の中国のコンビニの概念を大きく変えたことは間違いないと思います。

 

 

ちなみに、日系コンビニとして、ファミマよりも前からあるのが、セブンイレブンです。ただ、セブンの場合、現地化が進みすぎているせいか、日本のコンビニというよりは、ローカルのコンビニという印象で、日本のセブンの面影は、ほとんどありません。

それでも、最近は、イートインスペースができたり、コーヒーの提供も行うようになったり、日本のトレンドを一応はなぞる形にはなっています。ちなみに、セブンイレブンは、中国語では、七十一(チーシーイー)とそのまま読み下すようです。

(あと、サークルKも昔からありますが、ローカル色が強い感じです。ローソン(罗森)は、深センにはなかったと思います。)