中国でパスポート(护照/ふーじゃお)を更新する方法

2023年3月25日

めったにないかもですが、長期の滞在になってくると、就労ビザだけではなく、パスポート(护照/ふーじゃお)の更新が必要になることもあるかもしれません。

また、パスポートの期限が半年をすぎると、渡航に制限がついたりもしますので、ギリギリになる前に早めに更新しておきたいところです。

日本に戻って更新できないときは、深センの場合、一般的には、広州の日本領事館で更新することになります。(距離的には、香港の領事館のほうが近いですが、申請期間中、パスポートを拘束されると、イミグレを通過できなくなってしまう恐れがあります。)

以下、概要について、記してみます。(旧ブログからの転載となります)

広州の日本国総領事館

広州の日本国総領事館は、地下鉄、淘金(タオジン)駅A出口近くの、ガーデンホテル(花园大厦)内部にあります。

日本人の利用率も高く、もう説明不要の場所かもしれません。

 

正面の大きな回転扉から入ると、ゴージャスなムード漂うエントランスホール。アフリカ人や、頭に布をまいたイスラム系女性なども多く、エキゾチックな雰囲気が漂います。

向かって左手、喫茶店のある方向に進むと、ガーデンタワー(花园大厦)の表記

エレベーターと郵便受けのある場所を、さらに奥に入っていくと、領事館への入り口があります。

階段を登っていくと係の人がいるので、パスポートを見せて来館の目的を告げ(日本語でいい)、手荷物チェックを受ければ入館できます。さすがに領事館だけあって、このあたりは少し厳重です。

パスポート更新の手続きについて

一般に、パスポートの残存期限が半年をきると、海外への渡航に制限がかかったりするので、早めに更新しておいたほうがいいでしょう。以下、更新の要領を、ざっくりとまとめてみました。

申請に必要なもの

パスポートの更新には、以下のものが必要です。

◯一般旅券発給申請書(10年用又は5年用)(館内でもらえる)
例を見ながら、記入すれば良し。

◯戸籍謄(抄)本は、更新の場合は必要はありません。(紛失とかの場合は必要)

◯写真一枚
パスポート用の写真一枚。ちなみに、領事館やホテル内には、写真機のようなものは無いので、事前に用意してからでかけたほうがいいでしょう。ガーデンホテル向かいに、一軒、ローカルの小さな写真屋があります。
◯現在使用しているパスポート
当たり前ですが、現在、使用しているパスポート。ちなみに、新しパスポートを交付後、現在のパスポートは基本的に返却してもらえます。(VOIDの穴のあいた状態で返却。)

◯旅券返納留保願書(館内でもらう)
現在、使用しているパスポートを、申請期間中、自分が保有したい場合に申請します。簡単な書式にサインするだけなので、三日間だけでも使用したい人は、申請しておけばいいでしょう。

受け取り

パスポートの受取は三日営業日後となります。例えば、水曜日に申請すると、翌週の月曜日以降になるとのことです。(週末は受け取れないので注意。)

あと、申請は、代理人に任せることも可能ですが、受取は必ず本人でなければならないとのこと。詳細については、必ず、以下のサイトをご覧ください。

領事・査証関連 : 在広州日本国総領事館

値段

受取の時に支払います。ちょっと謎ですが、必ず、現金でということです。
◯10年用パスポート 940元
◯ 5年用パスポート 645元
◯パスポートの増補  145元

更新後の注意点

更新後、中国の公安局に、変更した旨を伝えなければ、ならない場所もあるようです。深センの場合は、特に必要ないようです。

ただ、銀行や役所など、いろいろな場所で、パスポート番号で登録していることが多いので、早めに更新しておいたほうがいいでしょう。更新し忘れていると、銀行口座でATMが使えなくなったりとか、いろいろ面倒なことになります。