深圳のショッピングモール（购物中心）12選 ～テナントは金太郎飴だが
近年、深センには、地下鉄の駅に隣接して、ショッピングモール（购物中心）ができ、大変便利になっています。明るく、広く、清潔感あふれる店内は、いつも中国人たちで賑わっています。
ただ、どのモールも、「スタバ」「ユニクロ」「奈雪の茶」など、似たようなテナントが入っていて、金太郎飴状態になっている感は否めませんが、それでも、以前に比較すると、便利にはなっています。
また最近では、「ニトリ（宜得利）」「スシロー（寿司郎）」といった新たな日本のブランドも見かけるようになってきました。
以下、深センの主要、ショッピングモールについて、紹介してみます。
深圳のショッピングモール（购物中心）
1「シティックシティプラザ」 イオンもある
日本人にとって、まずイオン（永旺）は、はずすことはできない存在です。そして、このシティックシティプラザ（中信城市広場）には、イオン（永旺）がテナントとして入っています。
シティックシティプラザは、そのイオンを中核として、衣料などの日用品、「スターバックス」などの外食産業、シネマコンプレックスなどが入居しており、ここだけで日常生活からレジャーに関して、ほとんどの用が足りてしまいます。
また、近年、地下鉄6号線の開通によって、深セン各地からのアクセスもよくなっています。反面、コロナ以降、イオンに通じる地下街の寂れぶりが半端なく、シャッター通りのように薄暗い活気のない雰囲気になってしまっています。通り沿いにあった「サイゼリア」「すき家」も閉店してしまったのは、寂しい限りです。
今後の活性化に期待したいところです。
（場所、地下鉄「科学館」駅 D出口脇の地下街の通路を５分ほど歩く。）
イオンの店舗（深セン市内）
ちなみに、深セン市内のイオンは、シティックプラザ以外にも5店舗あります。以下、各店舗と最寄りの駅です。詳細については、イオン、ホームページでご確認ください。
- シティックシティプラザ店 地下鉄「科学館」駅
- 新州店 地下鉄「石厦」駅または「 沙尾」駅
- 東湖店 地下鉄「太安」駅
- 丹竹头店 地下鉄「丹竹头」駅
- 宝安中心店 地下鉄「宝安中心」駅
イオンについては、以下のページも参照ください。
2「金光華広場」 草わけ的ショッピングモール
金光華広場（じんごゎんふぉわ）は、深セン初の地下鉄直結型のショッピングモールで、いわば、ショッピングモールの草分け的な存在といってもいいと思います。
売り場は、オーソドックスな構成で、地下の「TASTE」という香港系スーパーをはじめとして、「ZARA」などファストファッションや、スターバックスなど外食チェーン店などが入居しています。
また、上層階のレストラン街には、「海底捞」など各種レストランがあって、常に中国人で賑わっています。
3「万象城」 南国深センでスケートも
「万象城」は、華潤グループが開発する、高級ショッピングモールです。その名の通り、森羅万象を網羅する都市（城）という趣きがあります。
近年、ますます高級志向を強めており、高級ファッションブランドで埋め尽くされています。1階には、高級スーパー「Ole」が入居。また4階以上には、レストラン（新马印餐厅，鼎泰丰等）、書店（西西弗書店）、シネコンなどがあります。
あと、特筆すべきは、館内のスケートリンク（滑冰场）でしょうか。南国深センで、年中スケートも楽しめます。
○万象城罗湖店 地下鉄「大劇院」下車
○深圳湾万象城 地下鉄「后海」H出口から東に5分。（B1に「一風堂」あります。）
4「KKモール」 100階建てビルが目印
深センのランドマーク、100階建ての「京基100（じんじいーぱい)」の下にあるショッピングモールです。
ファストファッションの「H＆M」や、高級スーパー「Ole」、レストラン「翡翠餐饮」「俏江南」、「バーガーキング」、映画館「ＵＡ影院」まで、生活、娯楽のすべてを網羅しています。
地下鉄「大劇院」下車
5「華強北商業街」 変わりゆく電子街
ショッピングモールではありませんが、電子街として有名な「華強北」（ほわちゃんべい）は、近年、地下鉄路線が、複数、乗り入れてきたこともあって、一大商業圏として再生し始めています。
もともとあった「茂業百貨」、地下街（乐淘里）をはじめとして、西側には「世紀汇広場」（中庭に鳩がいる）、「中航城君尚购物中心」などのショッピングモールもあり、新たな客層を呼び寄せています。
地下鉄「華強路」駅、「華強北」駅下車
6「One Avenue（卓越中心）」 スシローも開店
「One Avenue（卓越中心）」は、深セン福田中心区にある、巨大モールです。中央広場と3つのエリア（東区、西区、北区）に分かれ、全部歩くと、軽く半日はかかってしまいそうです。
特筆すべきは、その中央にある広場でしょうか。巨大なオブジェの向こう側には、福田の摩天楼を臨むことができ壮観です。
また、2022年、スシロー（寿司郎）深セン一号店も開店し中国人の人気を博しています。「てんや」「ユニクロ」「MUJI」「カラダファクトリー」など、日本でもお馴染みのブランドも開店中（もしくは予定）です。
地下鉄「岗厦」駅、「会展中心」駅、「岗厦北」駅
7「COCOPARK」 遊び心満載
福田中心区に位置し、ショッピングモールと言うよりは、アミューズメントパークといった趣のあるのが「COCOPARK」です。イベント関連も多く、土日は、多くの家族連れで賑わいます。
イオンが撤退してから、日本人にとっては、少し寂しくなりましたが、そのあとには「YH Bravo（永辉超市）」というスーパー（写真）が入居しています。
福田地区には、この「COCOPARK」以外にも、「One Avenue」「中心城」「LINKCITY」などもあり、ショピングモール銀座で、過剰気味となっています。
地下鉄「購物公園」駅下車すぐ
8「KK ONE」「中洲湾C Future City」 蔦屋書店も入居
「KK ONE」は、深センの西の副都心「車公廟」から一駅の「下沙」にあります。スターバックスやユニクロをはじめ、ニトリ、スシロー（予定）など、お馴染みの店が出店しています。
また、その隣りには「中洲湾C Future City」という、近未来をイメージした街も新たに誕生しました。こちらには、華南地区初となる「蔦屋書店」も入居しています。
地铁9号线「下沙」駅すぐ
「中洲湾C Future City」については、以下のページを参照ください。
9「海岸城」 南山の中心
近年、発展著しい南山区の中心に位置するのが「海岸城（はいあんちゃん）」です。
スーパーを始めとして、ファッションブランド、シネコン、など多数。イオンが撤退したのは日本人にとっては、少しさびしいですが、ユニクロ（优衣库）は、まだあるようです。
この海岸城から、茂业百貨、南山書城、ホリデインにかけてのこの后海（ほうはい）地区は、巨大な商業地区となっており、日本人もかなり多い地区です。
地下鉄「后海」駅すぐ
10「ヨーロピアンシティ（欧州城）」 イケアもある
その名の通り、欧州の有名ブランドモールが勢揃いしています。
1.25平方キロメートルという広大な敷地内には、スウェーデン家具のイケア（宜家）をはじめ、イギリスのホームセンター・B&Q（百安居）、ドイツのスーパー・メトロ（麦徳龍）、フランスのスポーツ用品専門店・デカトロン（迪卡侬）などが入居しているほか、順電、香江家居といったローカル大型店も軒を連ねています。
地下鉄駅からはなり離れた場所にあり、行きにくいので、タクシーを使うか、あるいは、地下鉄「世界の窓」駅等から、欧州城行きのバスを使うといいと思います。
イケア（宜家）については、以下のページを参照のこと
11「万象天地」 深センのアメリカ村！？
「万象天地（わんしゃん・てぃぇんでぃ）」は、華潤グーループが開発した数年前にオープンしたばかりの、新しい都市です。「ほんとに、ここ、中国か？」という感じの、モダンで未来感覚あふれる都市景観は一見の価値があるでしょう。
シャオミ（小米）、ファーウェイ（華為）のフラッグショップをはじめとして、アンダーアーマー、ルルレモン、シェイクシャックなど、アメリカのブランドも出店しています。
高級ブランド、高級レストランと、ほとんどが高級店なので、かなりの出費を覚悟したほうがいいでしょう。
地铁1号线「高新園」駅下車
12「壹方城」 深セン最大級
壹方城（いーふぁんちゃん）は、2017年にできた深センで最大級のショッピングモールです。中は吹き抜け構造になっており、屋内にいる圧迫感を感じないような仕組みになってます。
外食、ファッション、日用品（Ole）はもちろん、書籍（覔书店/mì shū diàn）やスポーツ用品（デカトロン（迪卡侬））、映画にいたるまで、なんでも揃っており、常に多くの中国人で賑わっています。
ユニクロ、NITORI（ニトリ）も出店しています。弓矢を引ける「弓道場」なるものもあります。
地铁1号线「宝安中心」F出口
※ ちなみに、龍華のほうに「壹方天地」という、とんでもなく大きなショッピングモールができたようですが、ここと姉妹関係になるようです。