中国のサウナ(桑拿・水疗) 利用手順について

中国で、日本人が楽しめる娯楽というのは、はっきりいって少ないです。
ただ、少ないながらも、わり良いと思うのがマッサージ・サウナの類でしょうか。コスパが比較的よく、日本よりは安く楽しむことができます。(昨今の円安でそうでもなくなりましたが・・・)
特に、サウナ(桑拿/さんなー)には浴槽もついているので、日頃の仕事の疲れを癒やすにはうってつけとも言えるでしょう。
以下、中国のサウナについて少し紹介してみます。(以下、旧ブログからの転載です。コロナ前の記事なので、現在、少し様変わりしているところはあるかもしれません。そのあたりは、お含みおきください。)
中国のサウナ(桑拿・水疗) 利用手順について
サウナは、中国の街なかであれば、徒歩圏内に何件かあると思いますので、見つけるのは容易だと思います。
ホテルなど大型の建物に併設していることが多く、「桑拿」よりも「水疗」あるいは「水会」という名称を使っていることが多いようです。
また、建物の前に、小さなカウンター(写真)があって、案内役がいることもあるので、声をかけてみるのも良いでしょう。あと、イミグレとかから、送迎バスをだしているところもあるようです。
玄関
ゲートをくぐると「欢迎光临(いらっしゃいませ)」という声がかかるはずです。正面玄関は、大抵、こういうカウンターになっていて、服務員がドレスアップしていたり、大理石の石像があったりと、ちょっと大仰な感じです。
ここで、係の人間に一言いえば、腕時計のような形をしたものをくれるので、腕に巻きつけます。
サウナの中にいるときは、中で何かを消費する度に、服務員が、その腕時計のようなものに、センサーをかざし、その情報が中央の端末に送られる仕組みになっているようです。もろもろの費用は、一番、最後に、カウンターで清算する仕組みになってます。
次に、服務員の案内に従って、更衣室(ロッカールーム)に入ります。
更衣室(ロッカールーム)
案内の服務員が、自分の番号のところまで案内してくれるので、脱いだ服は、そこに入れます。服務員が、自分が脱いだものを、ハンガーにかけてくれたりしてくれますが、こんなところも中国らしいところでしょう。
バスタオルを一枚くれるので、それを巻いて、浴槽へ行きます。
ちなみに、携帯電話などを中に持っていきたい場合、浴槽近くに、小さい携帯電話用のロッカーがあるはずなので、そこに入れておけば、浴槽から上がった後で、取り出して、そのままホールに移動できるようになっています。
サウナと浴槽
サウナの規模にもよりますが、そこそこの規模であれば、浴槽くらいはついているはずです。
大きさはマチマチで、それこそ浴槽の中で泳ぐことも出来るようなのから、申し訳程度のところまで、色々あります。中には、プールを併設しているゴージャスなサウナもあり、水着を借りて、泳ぐことも出来たりします。
まずは、シャワーを浴びてから、浴槽に入るもよし、サウナに入るもよし。フィンランド式サウナ、スチーム風呂といろいろあります。
ここで、一風呂浴びた後、係りの人間がいて、館内専用のガウンをくれるので、それに着替えて、ホール(大厅)に入ります。
ホール(大厅)
ホール(大厅/だーてぃん)には、だいたい、写真のように、長いソファーずらっとが置いてあるので、適当に腰をかければいいでしょう。
ソファーは、リクライニング機能がついているので、自由に傾斜を調整できます。また、大抵、前にTVがついてますが、いかんせん中国のTVですのであまり面白くはないかもしれません。また、そもそも壊れていることも多いです。
そのうち、こういった制服を着た係員が「飲み物は何にする?」とか「足マッサージは要るか?」とか、いってくるので、適当に、用を言いつけましょう。
足マッサージ(按脚)ほか
ちなみに、ホールでは、足マッサージ(按脚/アンジャオ)が、セット料金込みとなっていることが多いです。時間は一時間程度。誰か指名したい人間がいれば、番号で指定します。女性(男性)がよければ、その旨を指定。特になければ、係員にお任せとなります。
顔写真で選べるようにはなっているものの、修正しまくって、原型をとどめていないので、あまり参考にならないでしょう。
何回か、通っているうちに、顔なじみのマッサージ師ができれば、番号で指定すればよいでしょう。そういう、マッサージ師と話をするのもまた、中国のマッサージでの醍醐味と言えます。地方出身の施術師も多いので、普段、オフィスで一緒に働いているような中国人とは、かなり違う雰囲気の人間と出会えるかもしれないです。
マッサージのあとは、そのマッサージ師がもっている小さな用紙にサインをして、チップの料金を書き込みます。固定料金に慣れている日本人からすると、どうもこのチップというのが慣れないですが、マッサージ師にとっては、その額が、彼らの取り分になっているので、マッサージ師との関係を良好に保つためにも、あまりケチらないほうがいいでしょう。チップの金額も、一番最後、カウンターで清算されます。
オプション
足マッサージ以外にも、オプションとして、耳そうじ(采耳/つぁいある)や足先の手入れ(修脚)などがあります。
美容のオプションもあり、制服の美女からの勧誘がしつこかったりしますが、要らない場合は、はっきりと断るか、無視しましょう。でないと、いつまでも勧誘されることになります。日本人の断りは弱いので、その気があるのではないかという誤解を与えることもあるようです。
また、お腹が減ったらご飯も注文できるし、あと、マージャン部屋とか、コンピュータ、ゲームなど、各種、娯楽部屋を用意しているところもあります。サウナというより、もはや総合娯楽施設という感じですね。
マッサージ(全身)の種類
足マッサージ以外の全身マッサージ等は、別料金になっています。また、ホールではなく別室で行います。中式、タイ式、港式、日式 など、各種あります。マッサージの具体的な内容については、以下のページを参照してください。
夜を明かす(過夜)
夜が遅くなって、家に帰るのが面倒くさくなってしまった場合、サウナの中で、寝泊(過夜/グゥオ・イエ)することもできます。
ホールで、布団を借りて寝てもいいし、空きがあればですが、マッサージ部屋を借りることもできるようです。ただ、湯上がりで、クーラーがギンギンに効いていたりすると、確実に風邪を引いてしまうので注意が必要です。
「過夜」は入店時間から24時間を超えなければ、特別な料金は必要はないはずですが、このあたりの仕組みは、事前に店に確認したほうがいいでしょう。
お値段は?
会計は、最後にまとめてします。
入店料(サウナと足マッサージ)は、基本料として最低限必要になります。ただ、さすがにそれだけで済ます人はいないと思うので、全身マッサージを入れると、400元くらいは必要となってくるはずです。
例えば、中式マッサージを受けた場合、イメージ的にはこんな感じでしょうか。
入店料(足マッサージ代込み) 80元
足マッサージ(チップ) 50元
中式マッサージ基本料金 160元
中式マッサージ師へのチップ 80元
合計 370元(1元=20円だと7400円)
あと、マッサージの種類によって値段(基本料金、チップ)が変わってくるので、タイ式、日式になると、さらにアップすると思えばいいでしょう。
また、施設のグレードによってマチマチなので、一応の目安と思ってください。具体的には店で確認してください。
その他
〇平日の朝~夕方までに入店するとお安くなるところが多いです。ただ、そうそう平日の朝・昼に、風呂に入ろうとは思わないので、実際上、その時間帯に行くことは難しいかもしれません。
〇特定のサウナにしか行かない人であれば、そのサウナで、数千元単位で、回数券を購入しておくと、一回当たりの費用がお得にはなります。ただ、日本に帰国になって使い切れなかったり、そのサウナが突然なくなってしまうことも、中国ではまま、あり得るので、あまりたくさん買うのも何ですが。。。
中国の社会を知る場所
ちなみに私事ではありますが、自分にとって、中国のサウナというのは、風呂に入って、マッサージを受けて疲れを癒す場所であると同時に、いろいろな意味で、社会勉強になる場所でもありました。
というのも、こういう場所に勤務している中国人は、地方の農村出身の中国人とかも多く、日系企業などで日常的に接触する中国人とは、違った人たちであるからです。
彼らは、コンビニなどと同じようにシフト制で、朝班、昼班、夜班と三交代制で、しかも、昼になったり夜になったりする上、休みも殆どないので、結構、大変そうに見えます。
また、一つの部屋に複数人が相部屋で暮らしているので、ほかのメンバーの話とかは筒抜けで、顔なじみになってくると、いろいろと、内輪の話とかも聞けたりします。
「けちな香港人の客がいて、三時間もやって二十元しかくれなかった。」とか「ホテルまで出張で来てくれと、しつこい老外(西洋人)がいて困っている。」とか「あのマッサージ師は香港人の男とくっついたが、暮らし向きがよくないので、まだ働いている。」とか、まあ、そんな話でしたが、
生の中国を知るには、もってこいの場所かもしれません。
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