中国のスーパー(超市)豆知識・・・日本食品・セルフレジ利用手順など

2021年6月13日

中国で生活をし始めると、一度はお世話になるのが、スーパーマーケット(超市/ちゃおし)でしょうか。

山盛りに盛られた特大のきゅうりや茄子、大きな水槽で魚やエビが泳ぐ、中国のスーパー(超市)は日本のスーパーとは一味違います。

また、近年、品揃えやサービスも向上しつつあり、かなり使い勝手が良くなっています。ここ数年で、セルフレジ(無人レジ)もかなり普及し、支払いで長時間、列に並ぶ風景も過去のものになりつつあります。

スーパーでは、ほとんど中国語を使わなくとも、買い物はできますが、やはり最低限の知識は、知っておきたいところでしょう。

以下、中国のスーパーで買い物する際のちょっとした知識についてご紹介してみたいと思います。

中国のスーパー(超市) 豆知識

品揃えと日本食品

中国のスーパーでは、肉、野菜、果物などの生鮮食品から、冷凍食品・インスタント面、米、調味料、卵からパン、お菓子類に至るまで、食品に関するものは何でも揃っています。

しかし、所詮は中国なので、やはり日本のスーパーにあるような品揃えは期待できません。

ただ、日本食品については、イオン(永旺/よんわん)等に、輸入食品コーナー(写真)があり、日本直輸入の味噌、醤油、カレー、缶詰、カップ麺、コーヒー、スナック菓子、缶コーヒーなど、様々な商品がそろっています。

ただし、当然ながら輸入品ですので、かなり割高になっています(定価の2倍以上)なので、よほど必要なもの以外は、別に無理して買わなくともいいかなと思います。

一方、現地生産の日本ブランドのものは、かなり多くなっていて、例えば、明治ブルガリアヨーグルト、カルビーのフルグラなど、十年前だと購入が難しかったものも、手に入るようになっています。

その他、サントリー烏龍茶、ポカリスウェット、アサヒスーパードライ、など、昔からある現地生産品もあり、値段は非常に安いです。ただ、ものによっては現地化していて、日本で売っているものと全く異なり、残念な味のものもあります。(カップヌードル、グリコポッキー等)

あと、生鮮食品、例えば、納豆などは、あることはあるが冷凍になっていたりして、まだ新鮮なものを食べるのは難しいようです。

生鮮食品は計り売りが基本

野菜、果物、肉、などといった生鮮食品は、基本、量り売りとなっています。日本のように、あらかじめパックされ、値段のシールが貼ってあることもありますが、少ないと思ったほうがいいでしょう。

野菜等は、レジに持って行く前に、まずは、それざぞれのコーナーにある測りに載せ、重量に応じた価格の付いたシールを貼り付けなければなりません。(写真)

肉は、基本的にはブロック肉の量り売りですが、ミンチ、薄切りも言えば可能です。魚やエビは、いけすの中から、網で救わなければなりませんので、ちょっとした金魚すくいの感覚が味わえます。

ちなみに、中国の食品はすべて、1斤(ジン/500g)が単位となっています。例えば、2斤は、1公斤(ゴンジン/1KG)です。

支払い方法

近年、一番、変化したのが、支払い方法かもしれません。

近年、セルフレジ(自助収銀机)の導入がかなり普及して、以前のように、長蛇の列に並ばされるということが少なくなったのは、大変、喜ばしい限りです。

また、外国人にとっては、一度、手順を覚えてしまえば、言葉を発しなくともすんでしまうというメリットもあります。

ただ、これまでレジ係がやっていたことを、すべて自分でしなければならないので、手間がかかるというデメリットもあります。

以下、セルフレジ利用の手順についてです。

セルフレジ 利用の手順

スーパーによって、形式は若干異なるかもしれませんが、概ね、以下の順番になります。

1 認証・・・・・・・画面のQRコードを「微信」などでスキャン

2 商品をスキャン・・下のセンサーに、商品のコードを当てていく(レジ袋は必要なら購入可能)

3 商品の確認・・・・画面上に、購入商品と代金が表示されるので、問題なければ、OKをクリック

4 支払い方法を選択・・「微信」「支付宝」「顔認証」「デジタル人民元」などのうちから、選択。

5 支払い・・・・・・・下のセンサーに、支払いのQRコードを当てて完了

なにか、わからないことがあれば、そばに係員がいるので、聞けばよいでしょう。

また、自分に不備があったら、係員が何か言ってくると思います。係員は、見ていないようで、商品のスキャン漏れがないか、意外によくチェックしています。係員に指摘されて不愉快な思いをしないように、購入前に十分確認したほうがいいでしょう。

ちなみに、レジ袋は有料で、セルフレジの近辺に置いてあります。もちろん、自分で買い物袋を持参しても構いません。

有人レジ

上記の無人レジだけではなく、有人レジも、もちろんあります。現金しかないとき、あるいはスマホを忘れたときは、有人レジを使うことは可能です。

レジでは「要不要袋子?(袋は要りますか)?」と聞かれるかも知れません。必要なときは「」、不要なときは「不要」といえばいいでしょう。

割引

スーパーでは、基本的に値引き交渉(讨价反价(たおじゃーふぁんじゃー))はできません。ただ、中国人の割引好きを反映してか、常に、何らかのディスカウントをしています。

一番、よく目にするのは「买一送一(マイイーソンイー)」かもしれません。これは、一つの商品を購入すると、同じ商品がもう一つ、ただになるというもので、要するに50%OFFのことです。

応用形として「买二送一」とかもあります。これは、2つ買ったら、1つおまけということです。

また、「◯折」という表示もよく見かけるかも知れません。「◯(ジャー)」は、日本の「〇割引」とは逆で、「◯割で売る」の意味になります。例えば「9折」であれば「9割で売る」つまり一割引きということです。