中国卓球スーパーリーグ女子 深圳大学チーム優勝

深圳大学チームが、中国卓球スーパーリーグ(乒超联赛/ぴんちゃお りぇんさい)女子団体で、優勝をしました。

今タームは、孫穎莎選手が、全く、ベンチにもいなかったということで、エース不在の中、よくがんばったと思います。

中国卓球スーパーリーグ女子 深圳大学チーム優勝

決勝

決勝の 山東鲁能とは、結果は3-1でした。孫選手いないので、負けるかなと思いましたが、相手も、エースを外してきました。このあたり、中国の卓球界の暗黙の了解、大人の事情?もあるのかなと思います。

平野美宇 選手

日本の平野美宇選手は、蒯曼選手とのダブルスを3-0で勝利、シングルスでは世界3位の陳選手に負けましたが、よく健闘してたと思います。今大会は、非常によくやっていた印象があり、ミスも少なく、安心して見ていられました。

また、卓球のスタイルも、なんとなく、中国風の卓球スタイルに変化しているような感じがします。何より卓球を楽しんでやっているという感じでよかったです。

会場の声援、あるいは、ネット上のタイムラインを見ていると、大方、深圳大学を応援しているような印象がありました。これは、ひとえに、孫選手が所属しているからと思いますが、会場はともかく、ネット上では、平野加油も多かったです。

日中間が、現在のような状況のときに、完全アウェーの中に一人で飛び込んでいける平野選手は、すごいと言わざるをえません。

ちなみに、自分は、卓球の試合は、YOUTUBEで見れないときは、中国のスポーツチャネル「咪咕(みーぐー)」というもので見ています。月額20元(400円)で、卓球、バドミントン、テニス、バスケ、サッカー、ビリヤードなどの試合が見れます(ただし野球はないです。)中国語と英語、解説なしの放送があります。

孫穎莎 選手

広告女王

それにしても、最近の、孫穎莎(そんえいさ)(孙颖莎、すんいんしゃー)選手の人気というのは、すさまじいものがあります。卓球を見ている人であれば、日本人選手としょっちゅう当たるので、おなじみの選手ですが、中国での人気ぶりは、卓球という範疇を飛び出しています。

絶対女王という称号で紹介されることが多い孫穎莎選手ですが、最近では、広告女王という新たな称号も獲得しそうな勢いです。ちなみに、中国で街を歩いていると、何かしらの彼女の広告を見かけない日はないと思います。

地下鉄の連絡通路 動画(2.9M)・・・特にこのOPPOの携帯電話の広告は、かなり目立つし、遭遇率も高いです。

福田火車駅にて 動画(4.9M)

他にも、ちょこちょこと

莎莎(しゃーしゃー)という愛称で、呼ばれている孫選手は、最近は、日本の卓球選手とも、いろいろ交流動画もあるみたいですが、圧倒的な強さとはうらはらの日常の様子のギャップ萌えが、人気の秘密かもしれません。

中国オープンの思い出

ちなみに、だいぶ前のことですが、2018年と2019年、中国オープンという卓球の大会が、深センの宝安体育館で二年連続で開催されていた時に、自分も試合を見に行ったことが有り、そのときに孫選手を見ています。その頃は、彼女は若手の次世代エースという立ち位置でしたが、確かその時、大藤選手と試合をしていたかと思います。

以下、2019年のほう、少しだけ様子

平野美宇vs丁寧。懐かしい。

客席を立ち去る孫穎莎選手(だと思う)。この頃の中国の卓球会場は、一般客と関係者の席が分けられておらず、座席の指定も自由という超ゆるゆる状態でしたので、選手や監督が、客席をうろうろしていることもよくありました。

そして、こんなこともありました。体育館のロビーのあたりにいたときのことです。

孫選手もそのあたりにいて、二人の女性ファンに、いっしょに写真撮影をしてほしいと頼まれていました。

自分は、その様子を、遠巻きに眺めていたのですが、二人のファンが、写真の取り方を巡って口論になってしまい、肝心の孫選手を放置してしまうという失態をやらかしてました。まあ、中国卓球ファンのあほあほ、あるあるです(笑)

そんなとき、それを見かねた孫選手が、そのファンに「◯◯すればいいんじゃね。」みたいなことを提案して、丸く収まったみたいでした。

まあ、それだけのことですが、そんなおバカなファンに対しても、分け隔てなく接する孫選手の人となりが、今でも印象に残っています。