電子回廊に黒ピカチュウ、深センの近未来シティ「中洲湾C Future City」探訪

前回、蔦屋書店(TSUTAYA BOOKSTORE)を紹介したのですが、蔦屋書店が入っているビルが、一風変っているので、ちょっと紹介してみたいと思います。

このビルは、「中洲湾C Future City」といって、2022年末に誕生したばかりの新しい街で、まだオープンしたてのようです。

フーチャーシティと銘打っているだけあって、電子回廊、電子の滝、巨大オブジェなど近未来的なものを感じさせる仕掛けが随所にちりばめられていて、単なるショッピングモールとは、ちょっと一線を画している感じです。(最近、こういう街が流行ってるのかな?)

中に入ってみると、左手に「シュウ ウエムラ」と、巨大なネズミ?クマ?オブジェ、となりには、電子の滝が流れ、下にちゃんと池までできているという気合の入りよう。

二階にあがると、こんな「電子回廊」が。ゆっくりと花びらが舞ってます。ちょっと酔狂な感じですね。

動画(29.1M)

中は、まだ開いてない店もかなり多く、ひっそりとして閑散としています。まだ、仮オープンみたいな雰囲気です。

以下、DJIのドローン、POPMARTなど、いかにもエッジの効いた店舗が軒を連ねます。

chuuは、女性向けファッションの店。MLBは、大リーグの用品を扱っている店のようです。

奥のほうに 「teamLab共创!未来园」という未来体験ができる場所がありました。華南地区初とのことなので、チェーンなのかもしれません。

「著名アートチームチームラボによる、共創をコンセプトとした学習体験プロジェクト」とありますが、よくわからんけど、バーチャルリアリティ(仮想現実空間)に身を委ねるような感じなんでしょうか。子供が喜びそうな感じです。(大人一人158 元)

 

さらに下に行くと、こんな空間が。写真ではわからないですが、柱の映像がぐるぐると動いています。

黒ピカチュウ(皮卡丘)。現代アート風です。

食べ物やカフェもところどころにあります。「肥汁米蘭」は、米線(みーしぇん)ですが、結構、濃厚な感覚、香港式っぽいです。

「四季椰林」は「椰子鸡火锅」の店。「椰子鸡火锅」は、一時期、流行っていて、一度、食べたことがありますが、少し甘い感じのマイルドな火鍋という感じでした。

「植物の壁」どうせ造花だろうと思ってみてみると、ちゃんとした植物でした。壁に水をわたらせて植え付けているようです。下に水が流れる溝があります。結構、手が込んでますね。

向こうに、昔ながらの街並みが見えます。蔦屋書店は、どうやら地下二階のようです。

一旦、地上にもどってから、再度、別の入口から入り直すと、こんな感じ。電子の滝のある、エスカレーターの下に蔦屋書店が見えます。昼はイマイチですが、夜になると、いい感じになるのかもしれません。

動画(31.4M)

蔦屋書店については、以下のページを参照ください。

中国華南初、深セン「蔦屋書店」に行ってきました。

蔦屋書店で、少し時間をつぶして、その後、帰路につきます。

以下、一見すると近未来的な自販機、しかも顔認証(刷脸支付)。しかし、売っているものは、単なるカップ麺とスナック菓子。無駄にハイテクなのが、中国らしい。

 

右手には、馬鹿でかいオブジェ、左手には、昔ながらの「城中村」が見えます。オブジェの向こう側の空き地で学校帰りの子供が、親と一緒に遊んでます。

ちなみに、このあたり、上沙下沙地区というのは、以前は、広大な「城中村」が広がっていて、スラム街のような雰囲気すら漂っていましたが、今は、地下鉄の駅を中心に高層ビルがかなり多くなり、昔の面影が消えつつあります。今もなお、大規模な再開発が続いているようです。

 

「中洲湾C Future City」へのアクセス

地下鉄9号線「下沙」駅、B出口(滨海大道の南側)からでると、眼の前に「KKONE」というショッピングモールが有ります。このKKONEからもう少し先(東側、上沙寄り)に行くと、「中洲湾C Future City」があります。巨大なネズミ?クマ?のオブジェが目印です。

ちなみに、KKONEのほうは、スターバックス、ニトリ、ユニクロなんかが入っている(スシロー(寿司郎)も開店予定)、いわゆる普通の商業施設ですので、合わせて利用するといいでしょう。