「蓮花山」に登ってきました ~山頂から深セン市内を一望、鄧小平像も

「書城」にいったついでに、蓮花山(りぇんほあしゃん)に登ってきました。

山といっても、それほど高くなく(106m)、山登りというよりは、ハイキング程度の感じです。普段、体を鍛えている人であれば、一息、二息で、登れるのではないでしょうか。

「蓮花山」に登ってきました ~山頂から深セン市内を一望、鄧小平像も

とりあえず、少年宮駅方面から、蓮花山の入り口に向かいます。といっても、前回、登ったのが、かなり前(深センに来て間もない頃)なので、全く、覚えていません。関係ないですが、蓮花山の手前の信号の向こう側、マンゴーの木に、青い実がいっぱいなってました。

蓮花山 入口

とある入口(关山月美术馆出入口)に着きました。となりに「关山月美术馆」という美術館があるようです(後述)。蓮花山公園の面積は150ヘクタールで、皇居と大体、同じくらい。入口は、ここ以外にも、まだいくつかあるようです。

早速、入っていくことにします。入り口付近に、赤い帽子を被った真っ黒に日焼けした、いかにも、お上りさん風の人たちがいます。

といっても、このあたりは駐車場ばかりで、登り口らしく表示が何もありません。道の両側には、こんなに立派な木が群生しています。

広場の真ん中に、化け物みたいに、大きな木がありました。童話や絵本に、でてきそうな感じ。

よくわからないまま、とりあえず、上り坂のほうに向かって、歩いていきます。スマートドライブレイン智能驾驶车道

 

途中、かなり大きな広場に出くわしました。今日は平日なので、人がまばらですが、休日は、かなりの人で賑わっていて、子供が凧あげしたりしてるようです。

引き続き、登ります。この日は平日だからか、人がまばらです。静かで、鳥のさえずりが、耳に心地よいです。巨大な蓮?の葉っぱが群生しています。いかにも南国という感じです。

 

ところどころ、ベンチがあるので一息つけます。ただ、半袖で、虫に食われてしまうので、長居はできません。

向こうから、団体客がやってきました。ガイドが、マイクで大声でがなりながら降りてきます。彼らをやり過ごすまで、しばし待ちます。

山頂まで、あと一息。

 

蓮花山 山頂

蓮花山の山頂は、小さな公園になっていて、深センの街並みが一望できます。この日は、雨曇りで、見通しが悪い感じですが、それでも、羅湖から車公廟くらいまでは、見えました。

ビルをバックに早速、記念撮影しはじめる中国人観光客。

ビルのライトショー(灯光秀)をするときは、ここは特等席といっていいでしょうね。(たぶん、今は、やってないんじゃないかな。)

広場の真ん中には、深センの生みの親、改革開放の象徴とも言える「鄧小平」の銅像が、深センの街を見据えるかのごとく立っています。高さ6m、重さ7トンもあるそうです。そばに、警備員が3-4人いて、常時、見張っています。

鄧小平の銅像をバックに、さらに写真撮影。中国人は、ほんとに写真撮影が大好きです。

蓮花山 下山

下りは、西側に向かって、降りていくことにします。だらだらとした坂が続きます。

池に出ました。足で漕ぐボートがあるようですが、利用者はいないようです。結構、ホコリ被っています。

出口目指して歩きます。基本的に、ビルのある方角に向かって歩けば、南方向に出るはずです。このあたりの芝生や植物は、かなり手入れが行き届いている印象です。

出入り口に到着。かなり立派な門です。どうも、ここがメインの出口みたいですね。ちなみに、今はやっているか知りませんが、週末になると、南門近くで、集団見合いみたいなことをやっていると聞いたことがあります。といっても、本人たちではなく、互いの親同士が、本人の代理で見合いをするというものだそうですが。

あとがき

以上、ゆっくりと上り下りしたので、1時間以上、かかってしまいましたが、早い人なら、30-40分で、上り下りできる人もいるかもしれません。休日は、結構、人で混むみたいです。

ちなみに、以前、中国人に「休日、何をしていたか?」ということを聞くと、山登り(爬山/ぱーしゃん)に行ってきた。」という答えが返ってくることが多かったので、「ふだん、仕事で疲れてるのに、なにも、わざわざ、休日まで、疲れに行かなくともいいだろうに・・・」と思っていたことがありましたが、

深センで山に登るというのは、身近にある自然に触れるという意味合いが強いのでしょう。

それに、山登りの疲れは、仕事の疲れとは全く違って、爽快感があります。今回、自分で登ってみて、そういう感を新たにした次第です。

蓮花山公園 アクセス

蓮花山公園へは、地下鉄「少年宮」駅または「蓮花村」駅からが近いです。赤線は、今回、歩いた、だいたいのルートです。(登り道は、かなりテキトーです。)こうやって見ると、手前の方をうろうろしているだけですね。

深センには、この蓮花山以外にも、大南山(336m)や、梧桐山(944m/深セン最高峰)といった山もあるので、物足りない人は、チャレンジしてみるのもいいでしょう。

关山月美术馆

ちなみに、入口付近に「关山月美术馆」という美術館がありました。关山月という人の美術作品を集めた美術館ということです。

入場は無料。9:00-17:00(16:30入場停止)、月曜休館。

关山月美术馆

関係ないですが、ここでBing-AIのチャットで聞いたところ「关山月という名前は、館長である関根正一氏と、副館長である山本月子氏の名前から取られている」という、かなりもっともらしい回答を出してくれましたが、実は全くのデタラメでした。

それらしき記述すらもなく、いったい、どうやったら、そんな回答ができるのか不思議です。AIが「自信満々に嘘をつく」というのは、本当のようですね。